“電話で雅子さまの背中を押した”マキシマ王妃と、ブリジット夫人が見せた「G20ファッション」

“電話で雅子さまの背中を押した”マキシマ王妃と、ブリジット夫人が見せた「G20ファッション」

「G20大阪サミット」配偶者プログラムでの集合写真 ©ロイター/AFLO

 6月28日、29日の日程で開催された「G20大阪サミット」。会談の場からは少し離れて、各国首脳の妻や夫を迎え、安倍昭恵夫人主催の「配偶者プログラム」が行われていた。

 例えば初日の6月28日。一行は大阪から足をのばして、京都市東山区の東福寺を訪れた。境内を散策したり、緑茶を楽しんだりして初夏の京都の風情を味わったようだ。フランス・マクロン大統領の妻、ブリジット夫人や韓国・文在寅大統領の妻、金正淑夫人など約20人の配偶者たちが参加したという。

■ブリジット夫人 ネイビーのシンプルなミニワンピース

 G20サミットに先立って、マクロン大統領夫妻は公式実務訪問賓客として来日した。6月27日には天皇皇后両陛下と会見、昼食をともにしている。この時、ブリジット夫人はネイビーのシンプルなミニワンピースを着こなしていた。ピンヒールパンプスは同じくネイビーで、ゴールドのラインがあしらわれていた。マクロン大統領を出迎えるシーンでは、両陛下とも通訳を介さず、フランス語で和やかに会話をされていたという。

 雅子さまがお召しになっていたライトブルーのスーツとの相性もよく、4人の集合写真は颯爽とした雰囲気だった。マクロン大統領はネイビー、天皇陛下はライトブルーのネクタイで、それぞれの夫妻で色を合わせたのではないだろうか。さりげなく、夫婦関係が垣間見えるコーディネイトだったように思う。

■フランスの若者の失業問題や愛子さまのことが話題に

 会見ではマクロン大統領から、G20サミットでは気候変動や貿易、イランなどの問題について議論されることを話すと、天皇陛下は「気候変動はますます重要な問題となっています」と話された。雅子さまとブリジット夫人の間では、フランスの若者の失業問題や愛子さまのことなどが話題に上ったという。

 その日のうちにマクロン大統領夫妻はそろって新幹線で移動。この時のブリジット夫人のマニッシュなパンツスーツは、公式行事のドレスに引けをとらないスタイリッシュなものだった。爽やかなホワイトシャツの上にビッグシルエットのストライプジャケットを羽織り、細身のパンツと美しいバランスをとっているように見える。足元は潔いホワイトとブラックのバイカラーパンプス。ヒールのデザインと2本の細いストラップが印象的だった。

■長期療養中である雅子さま“ご回復”のきっかけ

 さらに、私が注目していたのはオランダのマキシマ王妃の来日だ。6月29日にサミット会場と同じ「インテックス大阪」で行われた、女性のエンパワーメントに関する首脳特別イベントへ特別ゲストとして、マキシマ王妃とトランプ大統領の長女・イヴァンカ大統領補佐官を迎えた。マキシマ王妃はスピーチで、「女性の金融の利用について法的な壁や規制を取り除かなければならない。所得が低い国では口座を持っている女性が男性より3割少ない」と指摘(NHK NEWS WEB、6月29日)。あたたかみのある“オランダカラー”のオレンジを上品に取り入れて、大振りなネックレスのメタリックな質感からはシャープさを演出していた。

 マキシマ王妃といえば、長期療養中である雅子さまの“ご回復”のきっかけを作った人物として知られる。2013年春、天皇皇后両陛下はオランダ国王の即位式へ出席された。ご体調に不安を抱えられていた雅子さまの出席を後押ししたのは、民間出身で元銀行員のマキシマ王妃(当時は皇太子妃)からの直接の電話だったと言われる。このオランダ訪問と即位式への出席が、雅子さまにとって大きな自信につながったと解釈している関係者は多い。

 年齢や性別にとらわれず、国際社会で活躍しているブリジット夫人とマキシマ王妃。こうした女性たちの振る舞いや生き方は、今後も支持を集めるだろう。

 令和の時代に入り、初の国賓として来日したトランプ大統領夫妻、そしてマクロン大統領夫妻の接遇を終えられた雅子さまは、また一つ自信をつけられたのではないだろうか。

(佐藤 あさ子)

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