アムロのコスプレをしたが「底の浅い人気取り」と批判 玉木雄一郎の存在感の薄さ

アムロのコスプレをしたが「底の浅い人気取り」と批判 玉木雄一郎の存在感の薄さ

大平正芳元総理とは遠戚関係

「次に向けた土台を築けた」

 参院選投開票直後、記者会見でこう語ったのは国民民主党の玉木雄一郎代表(50)。同党系無所属の当選者を含めると「改選前(8議席)を上回る」と笑みを浮かべたが、国民民主としての結果はわずか6議席。立憲民主はもちろん、維新、共産の後塵を拝した。

 それでも代表を続投する玉木氏だが、存在感の薄さは際立っていた。「機動戦士ガンダム」の主人公アムロのコスプレをしたが、大した話題にならなかったばかりか、アニメファンからは「底の浅い人気取り」と批判を浴び、ツイッターで謝罪。

 党ナンバー2の平野博文幹事長は選挙戦最終盤、演説会で京都の放火殺人事件に触れつつライターを取り出し、「皆さんの心を燃やしたい。そう思って、いつも火をつけるが、事件があったので今日はやめる」。着火発言は平野氏の演説のつかみだが、事件直後では不謹慎と思われても仕方ない。ところが「有権者が国民民主に関心がなく、さして問題視されずにスルーされた」(政治部デスク)。

 そんな中、玉木氏は参院選とは別の話題で実は耳目を集めていたと政治部記者は言う。

「“野党の連携がないと勝てない”といつも言うが、玉木氏の目線はもっと違うところに向いているのかもしれない」

■玉木氏の目線、違うところとはどこか?

 違うところとは自民党。参院選公示前の6月には国民民主の大敗が予想される中、「責任を取る形で玉木氏が代表を辞任し、そのまま自民入りする」との噂が飛び交った。

 自民の二階俊博幹事長が公示直前、「玉木は選挙後に辞めて、うちに来るかも知れないなあ」と記者団に漏らせば、玉木氏の地元・香川県の記者も「本当に自民に行くのか」と選挙戦中にもかかわらず、「その後」の取材に奔走した。

 自民が仕掛けた情報戦と片付けるのは簡単だが、裏打ちするような玉木氏の動きが噂に拍車をかけていた。通常国会終盤に野党が提出した内閣不信任決議案。国民民主は玉木氏が賛成討論を準備していたが、直前になって泉健太政調会長に交代。野党関係者の間では「目立ちたがりの玉木氏が譲るなんて……。選挙後の自民入りに備え、自ら政権批判をしたくなかったのでは」と臆測を呼んだ。

 安倍晋三首相から「改憲勢力」と期待される国民民主。玉木氏は早速、「憲法議論には参加します」と明言。存在感のない党首に率いられる存在感のない党だけに、簡単に政権にすり寄ってしまいそうだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年8月1日号)

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