事故死から20年 ダイアナ暗殺説をあきらめない恋人の父の執念

事故死から20年 ダイアナ暗殺説をあきらめない恋人の父の執念

事故から20年が過ぎた ©文藝春秋

「ドディの父親モハメド・アルファイドは、裁判所が示した事故死説を受け入れる意思をいったんは表明しましたが、今でも心から納得しているわけではありません」

 英国のダイアナ元妃(享年36)の最後の恋人ドディ・アルファイド氏(享年42)の従兄弟は、小誌にこう語った。

 ダイアナ元妃が訪問先のパリで交通事故死したのは1997年8月31日のことだ。

 現地紙記者の解説。

「事故のおよそ1カ月前に、ドディ氏との交際が報じられたばかりでした。イスラム教徒であるドディ氏との交際の是非を巡り世論が二分される中、当のドディ氏とダイアナが不可解な死を遂げたのですから、“謀殺説”が浮上したのも無理はありません」

 事故後、父モハメド氏(84)は暗殺説を唱えた。

 冒頭の従兄弟が明かす。

「モハメドは、『2人はエリザベス女王の夫、エジンバラ公フィリップ殿下の指令を受けた諜報機関MI6により暗殺された』と告発して大論争を巻き起こしました。2007年からは、英国王立裁判所で半年間にわたる審議が行なわれ、裁判所は事故と認定。しかしモハメドはその結論には納得せず、その後も事件を題材とした映画や書籍に出資するなど、追及の手を緩めていません」

 モハメド氏は事故当時、有名デパート「ハロッズ」のオーナーで、エジプト出身の大富豪である。息子の死の謎を解明するため調査にお金を惜しまなかった。

「英王室を敵に回したことで大きな打撃を受けましたが、ナチスドイツとの交流もあったと指摘されているフィリップ殿下と英国王室を公然と『血塗られた人種差別主義者の一族』と呼び続けています」(同前)

 事故死から20年。英国ではかつての人気を彷彿とさせるブームが巻き起こっている。

「今年1月、ウィリアム(35)、ヘンリー(32)両王子は、ダイアナと暮らしたケンジントン宮殿敷地内に、母の像を設置することを発表。先月30日には、生前のダイアナを偲んで作られた宮殿内の庭園『ホワイト・ガーデン』をキャサリン妃と共に訪れています」(前出・現地紙記者)

 生前のダイアナ元妃を偲ぶ行事が各地で催される一方、謎に包まれた事故死を疑問視する声は根強くあるという。

(「週刊文春」編集部)

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