《慶應ミスコン突如中止》セクハラ告発者・濱松さんは「この理由で、このタイミングでの中止は納得がいきません」

「ミス慶應コンテスト」突如中止にセクハラ告発者は困惑 運営側は告発者に謝罪要求か

記事まとめ

  • ファイナリストのセクハラ告発で問題となった「ミス慶應コンテスト2019」は中止に
  • 運営プロデューサーはファイナリストの濱松明日香さんにキスを迫るなどしたという
  • 濱松さんは「謝罪はなく、それどころか、私に謝罪しろというのです」と語った

《慶應ミスコン突如中止》セクハラ告発者・濱松さんは「この理由で、このタイミングでの中止は納得がいきません」

《慶應ミスコン突如中止》セクハラ告発者・濱松さんは「この理由で、このタイミングでの中止は納得がいきません」

ミス慶應コンテスト2019Twitterより

《慶應ミスコンまた不祥事》「セクハラ行為は一切受けておりません」被害者が強要された“偽りの陳述書”と”精神科受診” から続く

 ファイナリストによるセクハラ告発で問題となっていた「ミス慶應コンテスト2019」が中止されることになった。10月14日午前4時31分、主催者である大学非公認団体「ミス慶應コンテスト運営委員会」が公式Twitterにて発表した。候補者の過半数が辞退の意向を示したためだという。

「しばらく前からおかしいなとは思っていたんです。毎日のように更新されていたファイナリスト達のTwitter投稿が最近はほとんどなく、『もう事実上の終わりだよね』と中止発表の前から学生の間では噂になっていました」(慶應大の男子学生)

 9月18日、「週刊文春デジタル」でミスコン運営プロデューサー・A氏(40)による セクハラ被害を告発 したのは、ファイナリストの濱松明日香さん(20)。A氏は8月2日に濱松さんを都内クラブ「X」に誘い、濱松さんのお尻を触る、キスを迫るなどのセクハラ行為に及んだと濱松さん自身が証言した。

「週刊文春デジタル」の取材に、A氏はセクハラの事実を否定。運営委員長も否定した。だがその後、A氏が濱松さんに対し、「セクハラを受けていない」という念書を書くよう迫ったことや、濱松さんの証言は信用できないと主張するために「精神科に行って診断書を書いてもらう」と病院に連れて行こうとしたことが 明らかになっている 。

慶應義塾大学もコメント「事態を深く憂慮」

 大学非公認団体が主催するイベントとはいえ、過去には暴行事件もあった「ミス慶應」だけに、大学側もコメントを公表。9月30日、「『ミス慶應』等を標榜するコンテストについて」と題し、「慶應義塾とは一切関わりがありません」としながらも、「コンテストには本学の学生も参加しており、一部報道に見られるようなトラブルも発生しています。本学はこうした事態を深く憂慮しており、状況によって今後の対応を検討していきたいと考えます」と公式HP上で発表した。

 そして、今回の突然の中止発表。本番は約1カ月後の11月25日に行われる予定だったが、実際には、ミスコンイベントが行われる会場など詳細については発表されていなかった。

■他のファイナリストに精神的苦痛を与えた?

 運営委員会は今回、ミスコン中止の理由を以下のように公表した。

「候補者の過半数から辞退の意向を正式に頂いたため中止の判断に致しました。(中略)候補者同士がお互いに尊敬し合いながらミスコンを運営していく関係を望んでいましたが、運営していく中でその関係性が崩れるような行為により精神的なストレスでこれ以上の継続は難しいと判断したためです」(ミス慶應コンテスト2019Twitterより)

 ミスコン関係者が話す。

「『関係性が崩れるような行為』というのが何なのかわかりませんが、濱松さんのセクハラトラブルについては全く言及されていませんでした。一方で、A氏の運営プロデューサー就任を公表したプレスリリースやTwitterの投稿はすでに削除されています」

 突然の中止について、濱松さんはこう話した。

「セクハラ告発後、運営委員長と話し合うこともありましたが、先方からセクハラに対する謝罪はなく、それどころか、他のファイナリストに精神的な苦痛を与えたとして、私に謝罪しろというのです。謝罪しなければいけない理由が私にはわかりませんでした。私が勇気を出して告発したセクハラの内容はすべて事実です。運営委員長は『ミスコン中止とセクハラ問題は関係ない』と言っていましたが、この理由で、このタイミングでの中止は納得がいきません。私は大学に入学してからの半年間、学生生活のほとんどの時間を撮影やPRなど、ミスコンの活動に費やしてきました。ミスコンの中止は本当に悔しいです」

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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