事務所から圧力「一行でも書いたら今後の付き合いを考え直す」――「沢尻エリカ薬物問題」5大タブー #2

事務所から圧力「一行でも書いたら今後の付き合いを考え直す」――「沢尻エリカ薬物問題」5大タブー #2

送検のため沢尻エリカ容疑者を乗せ東京湾岸署を出る車(2019年逮捕時) ©文藝春秋

「大麻はタバコより害がない」のウソ――「沢尻エリカ大麻問題」5大タブー #1 から続く

 11月16日、警視庁は女優の沢尻エリカ容疑者(33)を合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取り締まり法違反の容疑で緊急逮捕した。「週刊文春」では、2012年に沢尻エリカの大麻使用について詳しく報じている。当時の記事(2012年6月7日号)を再編集のうえ、公開する。
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※記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のものです。

  2012年の「週刊文春」のスクープ は、一部の夕刊紙を除いて、ほとんどの新聞・テレビで取り上げられることはなかった。

 その内実をスポーツ紙芸能担当記者が語る。

「ある朝刊紙の担当者は、エイベックス関係者から『一行でも書いたら今後の付き合いを考え直させてもらう』と言われたそうです。スターダストとベッタリのある社は初めから取り上げるつもりもなかったらしい。当初は社会面で扱う予定のあった社も、一紙だけ突出して目立つのはまずい、と記事にしなかった。各紙、エイベックスやスターダストのご機嫌を損ねないように自主規制の配慮が働いたようです。

 スポーツ紙が報じなかったため、より芸能界と深い関わりのあるテレビ局も及び腰。当然、当事者として報じられたTBSはまったく触れませんでしたね。『サンデー・ジャポン』などは普段なら飛びつくネタなのでしょうが」

「週刊文春」が明らかにした「通知書」については、沢尻の解雇が発表された2009年時点で、すでに複数のメディアがその「存在」を耳にしていた。当時の状況を知る芸能関係者が言う。

「スターダストの担当者が、沢尻に薬物検査を行い、結果がクロだったことをオフレコで明かしていたのです。沢尻はそのとき大麻について『これが私のライフスタイルだから』と言って、担当者を呆れさせたとか」

 これが通知書の「止めることはできない旨」に該当する発言だが、

「今回、通知書の現物が出て、過去の“陽性反応”が立証されたわけですが、それを書くということは、当時の所属事務所であるスターダストの責任を追及することになります。スターダストは竹内結子や北川景子ほか多数の人気タレントを抱える大手。人気急上昇のももいろクローバーZの担当者はかつて沢尻の担当でもあり、解雇の真相も当然知っている。記者は『そんなの書けませんよ』と洩らしていました」(前出・スポーツ紙記者)

沢尻主演映画が公開されるまでのギリギリの攻防――「沢尻エリカ薬物問題」5大タブー #3 へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2012年6月7日号)

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