当然のようにホテルへ連れ込まれ……初鹿明博議員“ニューハーフ性暴力疑惑”

強制わいせつ容疑で書類送検された初鹿明博衆院議員 週刊文春が新たな告発を掲載

記事まとめ

  • 強制わいせつ容疑で書類送検され、立憲民主党に離党届を提出した初鹿明博衆院議員
  • 週刊文春に、さらに新たな告発が寄せられ"強制わいせつ疑惑"が浮上した
  • 初鹿氏はニューハーフクラブの常連で、ホステスをホテルに連れ込んだとも

当然のようにホテルへ連れ込まれ……初鹿明博議員“ニューハーフ性暴力疑惑”

当然のようにホテルへ連れ込まれ……初鹿明博議員“ニューハーフ性暴力疑惑”

2017年「週刊文春」のスクープ

 強制わいせつ容疑で書類送検された初鹿明博衆院議員(50)が12月20日、立憲民主党に離党届を提出した。だが、「週刊文春」にはさらに新たな告発が寄せられた。

◆ ◆ ◆

 書類送検の発端は、「週刊文春」が2017年11月9日号で報じたスクープだった。

 15年5月、初鹿氏はタクシー内で佐藤陽子さん(仮名)に強引にキスを迫り、拒否されると今度はズボンのチャックを下ろし、彼女の顔を下半身に引き寄せた、というもの。この1件以降、鬱やパニック発作に悩まされていた佐藤さんの体調が落ち着き、今年2月に警視庁に刑事告訴したことから捜査が始まったのだ。

 初鹿氏は「捜査が進行中の案件なのでお答えは差し控えたい」と説明を拒否。そんな中、「週刊文春」にA子さんから新たな情報が寄せられた。

「初鹿さんは(選挙区である)江戸川区内のニューハーフクラブXの常連でした。私はそこのホステスでした。あるとき(15年頃)、タクシーに同乗すると、車内で口淫行為を強要されました」

 佐藤さんの一件とそっくりの強制わいせつ疑惑だ。A子さんと電話でやり取りを重ね、取材を進めると、確かに情報通りの場所にXは存在したものの現在は閉店。また、A子さんに直に面会して詳細を聞かせてほしいと要請したが、佐藤さん同様心身の不調のためか、面会はかなわなかった。

■「“おさわり”は日常茶飯事でしたよ」

 だが、さらにXの関係者を取材すると、驚くべき証言者が現れた。同店の別のホステス、B子さんだ。

「初鹿さんが初めてXに来たのは10年ほど前でした。彼の支援者から『この人は地元の国会議員ですよ』と紹介を受け、それ以来、半年に1、2回程、来店するようになったのです。

 飲むのは大抵焼酎で、1人で来ることがほとんど。たまに支援者を連れてきました。店員のホステスの胸やお尻の“おさわり”は日常茶飯事でしたよ」

■当然という感じでホテルへ連れ込まれ……

 B子さんはある日の夕方、出勤前に初鹿氏とデートをすることに。彼が選んだのは錦糸町駅近くのダイニングバーだった。

「ビルの6階でエレベーターを降りると、ライトアップされた観葉植物がズラリと足元に並び、異空間といった趣でした。そこを通り抜け、豪華なカラオケボックスのような完全個室に案内されました。呼ばない限り店員が入ってこない怪しい店で驚きましたね。初鹿さんは食事もそこそこに私の胸を揉んだり、下着の中へ手を差し入れたり。私はそんなつもりはなかったのですが、当然という感じで近くのホテルへ連れ込まれ、そこで観念しました。彼はコトが終わると余韻に浸る間もなく『じゃシャワー浴びて』の一言。私は手術して完全に女性の体になっているのですが、ゴムもつけてくれなかったので病気が心配で、翌日病院に行きました」

 彼の政治資金パーティーに招かれたこともあった。

「彼が落選中の14年10月に開かれた『初鹿明博君の再起を期す会』に会費5000円を払って出席しました。そこで、『お世話になっています』と挨拶した際、彼の奥さんの表情があまりに険しくて……すべて見抜いている感じでした」(同前)

 そう語ると、初鹿氏とのSNSでのやり取りや写真を見せるB子さん。バーの内装やホテルの立地も、証言とピタリと一致している。

 初鹿氏の携帯を鳴らすと「あとでかけ直します」とメールがあったきりで繋がらず。代理人の弁護士は「事実誤認です」と回答した。

 初鹿氏は立憲の結党メンバー6人のうちの1人だ。立憲は元財務次官のセクハラなどを批判し「#MeToo」の旗を掲げてきた。離党したとはいえ、「私も」と続出する性的被害の声を無視してよいはずがない。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年1月2・9日号)

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