和泉洋人首相補佐官と大坪寛子審議官 4度の海外出張はすべてコネクティングルームだった

和泉洋人首相補佐官と大坪寛子審議官 4度の海外出張はすべてコネクティングルームだった

和泉洋人補佐官 ©共同通信社

 和泉洋人首相補佐官(66)と大坪寛子・厚労省大臣官房審議官(52)が、海外出張の際、ホテルでお互いの部屋を自由に行き来できる“コネクティングルーム”に宿泊していた「公私混同」問題で、二人が同行した海外出張で、すべてコネクティングルームに宿泊していたことが、わかった。2月10日の衆院予算委員会で、山井和則衆院議員の質問に対し、外務省が事実関係を認めた。

 この疑惑は、 2月6日発売の「週刊文春」 が、和泉補佐官が2年前の9月にインド出張した際、大坪氏とコネクティングルームに公費で宿泊していたと報じた。

 この疑惑について、大坪氏は「週刊文春」の取材に対して、「私は承知していません。私は接遇担当ではないので、業務をわきまえて質問してください。失礼ですよ! くだらない質問しないでもらえます?」と回答。

 2月7日に開かれた衆院予算委員会では、立憲民主党の早稲田夕季衆院議員の質問に、大坪氏は「和泉氏の秘書官から相談を受け、和泉氏の部屋を秘書官と私で挟み、万全の態勢を取った」と答弁したが、他の出張がすべてコネクティングルームだったのかの問いに対しては「今、記憶がございません」としていた。

 2月10日、再びこの問題は国会で取り上げられた。山井衆院議員が、和泉補佐官と大坪氏が同行したミャンマー(2018年7月)、中国(同年9月)、フィリピン(同年11月)のホテルの部屋割りについて外務省の担当者に質問。外務省は、すべて「和泉氏と隣同士であり、またコネクティングルームでございました」と答弁した。これにより、一緒に出張した海外で、二人はすべてコネクティングルームに宿泊していたことになる。

 外務省関係者は、「週刊文春」の取材に対して、「担当者間では『部屋のグレードよりも、二人の部屋の接続を重視して宿舎を確保する』ことが、“補佐官ロジ対応事項”として共有されていました」と証言しており、国会でも「部屋割りについては、補佐官室から指示があった」と答弁している。

 和泉補佐官と大坪氏を巡っては、海外出張の翌年の2019年8月にも、公務で京都のiPS細胞研究所を訪ねた後、手を繋いだり、かき氷を"あーん"して食べさせたりするなど、仲睦まじく観光を楽しんでいる様子を「週刊文春」が報道している。

 公費を使った海外出張で、親しい関係の二人が、すべてコネクティングルームに宿泊していたことが明らかになったことで、公務員の出張のあり方として、また税金の使い方として適切だったのか、議論を呼びそうだ。また、和泉補佐官はこの疑惑について、一度も公の場で説明しておらず、今後説明が求められることになりそうだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春)

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