《あおり運転初公判》宮崎文夫被告、所有マンションでもトラブル 友人には「狙われている」

《あおり運転初公判》宮崎文夫被告、所有マンションでもトラブル 友人には「狙われている」

宮崎容疑者(写真提供・茨城県警)

 2019年7〜8月、茨城県をはじめ、愛知県や静岡県の高速道路で“あおり運転”を行ったとして強要などの罪に問われている会社役員・宮崎文夫被告(44)の初公判が7月27日、水戸地裁で開かれた。宮崎被告は起訴内容をすべて認め、「日本中を恐怖の渦に巻き込んだ責任を痛感しております」と頭を下げた。

 当時はあおり運転そのものを処罰する法律がなかったが、この事件をきっかけに厳罰化を求める声が高まり、2020年6月に道交法と自動車運転死傷処罰法が改正された。道交法ではあおり運転を「妨害運転」と規定し、逆走、急ブレーキ、急な車線変更、ハイビーム、執拗なクラクション、幅寄せ・蛇行など10項目を対象とした。罰則は最高で5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せるようになった。

「週刊文春デジタル」では、あおり運転などの迷惑行為を繰り返していた宮崎被告の人物像について事件直後から詳しく報じていた。当該記事3本を再公開する。(※記事中の年齢、日付、肩書などは掲載時のまま。初出2019年8月17日)

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 8月10日に茨城県守谷市の常磐自動車道で起きた「あおり運転暴行」事件で全国に指名手配された宮崎文夫容疑者(43)が、所有する大阪市内のマンションでも住民に迷惑行為を繰り返していたことが「週刊文春デジタル」の取材でわかった。

 宮崎容疑者が所有する大阪市内のマンションの住民が証言する。

「10年以上前までは、宮崎の親族の女性がオーナーでしたが、宮崎が相続したようです。以降は管理会社がコロコロ変わり、トラブルが続いて大変です。なぜか電気が停められてエレベーターが動かない日もあった。本人も奇声を上げたり、警察沙汰を起こしたり、近寄りがたい人でした。

 何より迷惑だったのは、駐輪場として住民が使用していた1階の共有スペースに何の通達もなく自分の自家用車を置いていたこと。住民は自転車が置けなくなってしまった。オーナーなので文句も言えず、泣き寝入りするしかなかった」

 その共有スペースには、今回の事件で使われたと思われる白いBMWも駐車されていたという。

「最近はサングラスに帽子という芸能人みたいな格好で毎日出歩いていました。同じような格好をした女性もよく一緒に見かけました」(同前)

■「ホテルの向こう側から狙っている」と理解しがたい発言

 宮崎容疑者は関西の有名大学出身だ。約1年半前に再会したという大学の同級生はこう証言する。

「突然、『今度、新規事業を立ち上げるので相談に乗って欲しい』と高級ホテルに呼ばれ、食事をしました。羽振りは良さそうでしたが、精神的に参っているように見えました。『危ない人たちに狙われている』『ホテルに泊まっていても向こう側から狙っているんだ』など、理解しがたいことを言っていた。同級生の間でも彼の体調を心配する声は出ていました」

 8月16日(金)の深夜、大阪市内にある宮崎容疑者のマンションを茨城県警の捜査員が訪れた。数名の捜査員が防刃チョッキを着用しており、現場には緊張が走った。だが、宮崎容疑者がマンションから出てくることはなかった。

(「週刊文春デジタル」編集部)

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