武田防災大臣 豪雨被害に“記者と飲み会”疑惑を聞くと、なぜかNHK記者から電話が……

武田良太防災相、豪雨被害の最中に記者と飲み会か 週刊文春記者にNHK記者からの電話

記事まとめ

  • 豪雨被害の7月9日、武田良太防災相が記者10人ほどと飲み会をしていたとの疑惑が浮上
  • 武田氏は電話取材に対し「秘書と食事に行ったんだよ。そこに記者がいただけ」と説明
  • 武田氏との電話の3時間半後、週刊文春の記者に、NHK記者から電話がかかってきたという

武田防災大臣 豪雨被害に“記者と飲み会”疑惑を聞くと、なぜかNHK記者から電話が……

武田防災大臣 豪雨被害に“記者と飲み会”疑惑を聞くと、なぜかNHK記者から電話が……

田中六助元官房長官を伯父に持つ武田氏

「豪雨被害の最中の7月9日夜、武田良太防災相が赤坂の焼き鳥屋で記者10人ほどと飲み会をしていたのです。9日は熊本県で4人、大分県で1人の死者が確認され、捜索活動の真っ只中だったのに」(永田町関係者)

◆◆◆

 武田氏は安倍政権を支える重鎮、二階俊博幹事長の側近として知られ、昨秋の内閣改造で国家公安委員長兼防災担当相として初入閣。福岡出身で、豪雨被害直後の4日から熊本に入った。

「本来、大臣は東京での対策会議に出て指揮をとるもの。現地はただでさえ忙しいのに、大臣がいけば警察やアテンドする自治体職員が忙殺される。なのに武田氏は『被災地に行くんだ』と宣言、そのパフォーマンスぶりに内閣府の職員も困っていた」(官邸関係者)

 9日昼も鹿児島にいたが、

「その日の夜、昨年自民党入りした長島昭久衆院議員の二階派入りを祝って、ホテルニューオータニの和食店で二階幹事長や伊吹文明元衆院議長ら幹部が会食していたのです。武田氏も遅れて参加。会の後、9時半から1時間ほど記者たちとの飲み会が行われたのです」(前出・永田町関係者)

 大手紙は朝日以外全社、加えて共同と時事、NHK、テレ朝、フジテレビなど約10人の記者が参加。だが9日は、コロナの新規感染者が都内で200人超。店内には最大26人が座れるお座敷もあるが、三密状態だったことは想像に難くない。

■「そこに記者がいただけで」

 コロナ禍&豪雨水害の非常時に防災担当のトップとして適切な行動だったのか。武田氏に電話で聞いた。

「食事してなかったから秘書と食事に行ったんだよ。そこに記者がいただけで」

――武田氏に記者が付いてきただけ、ということか。

「ていうか、別々だもん。記者懇をやろうとは言ってない。そりゃ(店に)皆いたけど。間違った情報だね」

 ところが、その3時間半後。「週刊文春」記者の携帯に見知らぬ番号から着信が。

「NHKで二階派を担当しているXと申します」

 そして、こう続けた。

「武田大臣の方から抗議というか、話がありまして。もともと(記者団が)食事をしているところに、大臣もよく使うお店だったので後からいらっしゃって、合流した形だったんです」

――大臣に誘われたのでは。

「大臣が来るというのは、私は把握していなかった」

――大臣抜きで大勢の番記者が集まるものですか。

「……食事をすることはあります」

■焼き鳥屋のお代は誰が払ったのか?

 しかし、さらに取材すると、ある二階派関係者が内幕をこう明かした。

「偶然店で全員集合なんてあるわけないでしょ。オータニで武田氏は複数の記者に『この後、メシでも食おうか』と声をかけていましたよ。もちろん焼き鳥屋のお代は武田氏の奢りです」

 ではなぜX記者はわざわざ小誌記者に電話を? 再度確認のために電話してもなしのつぶて。仕方なくNHK広報に聞くとX記者はその日の会食で「代金を負担していません」と認め、「武田氏に誘われて参加したのか」との問いには「個別の取材に関わることは答えを控える」と“偶然の出会い”ではなく取材の場だったことも認めた。ところが最後にさらなるサプライズが。武田事務所に聞くと、「マスコミ分の支払いについては承知していません」「マスコミ関係者を誘ったものではなく、当日同店を訪れた際に短時間居合わせたもの」という書面回答が届き、小誌の「重大な事実誤認」だとおっしゃるのだ。

 武田大臣、“皆様のNHK”に真相をお尋ね下さい。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年7月23日号)

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