息子が同級生をいじめていた。相手側の親がヒートアップする中、夫が最初に連絡した相手は……

息子が同級生をいじめていた。相手側の親がヒートアップする中、夫が最初に連絡した相手は……

『息子がいじめの加害者に?』より。© 文藝春秋

 ある日突然、小学生の息子がいじめの加害者だと言われたら、あなたはどうしますか? 降って湧いたようないじめ騒動に巻き込まれた実話マンガ『 息子がいじめの加害者に? 』が話題になっています。

■発端は、同級生の母親からのメールだった

 マンガ家の大原由軌子さんは、夫こと「ダンナさん」と息子2人と生活しています。運動好きで活発な長男・タケは小学5年生。ある日、タケがいじめ事件を巻き起こしてしまい……。

 発端はタケの友人・Sくんのお母さんからのメールでした。タケから話を聞いて、なんとSくんを掃除用具入れに閉じ込めた上に、正座させたことが発覚します。

 すぐにSくんのお母さん(以下、S母)にお詫びの電話を入れる大原さん。最初は明るめのメールを送っていたS母ですが、徐々に怒りがヒートアップ。いじめ騒動が起きる前のタケの言動についても指摘し始めます。

■いじめの加害者の子供・家族用のカウンセリングを探すダンナさん

 落ち込む大原さんの傍ら、冷静に対処するダンナさん。小児専門の精神科医の先生に連絡をとり、いじめの加害者の子供・家族用のカウンセリングをできる公的機関を探していたのです。

 早速、その先生が教えてくれた「子ども子育て応援センター」でのカウンセリングへ。臨床心理士の先生の親切な対応を受け、ほっとする大原さん。さらに、「お子さんにスクールカウンセラーとお話しいただくのはいかがでしょう」とアドバイスをもらいます。大原夫妻もその対応に納得します。

■さらに、いじめとは別の問題が!

 安心したのも束の間、息子2人が泣きながら学校から帰宅します。K先生という熱血教師から体罰を受けたとのこと……。動揺する大原さんの一方で、まずは「いじめ問題を解決しなきゃ」と冷静なダンナさん。大原夫妻は学校に出向き、S母、校長・教頭先生たちとの話し合いに臨みます。

 謝罪を受けたS母は「お考えはわかりました。タケくんには、今後しっかり変わって欲しいですね!」と言って帰っていきました。同席していたのは10分程度です。

 さらにその後、Sくんと別途面談した校長先生が、Sくんの主張を代弁します。Sくんいわく、タケの危険な言動に日々怯えていたそうで……。徐々に、タケを精神異常者として扱うような空気が流れ始めます。

■全校集会で、息子の行動が晒されてしまう。ここまでやられないといけないの……?

 さらに後日、全校集会でタケの行動が「いじめ」として晒されてしまいます。名前は伏せていたものの、犯人はタケだと生徒たちから特定され、落ち込みます。

「本当にここまでやられないといけないことなの?」と激しく動揺する大原さんに、「今は騒ぐときじゃない」と言うダンナさん。

 ストレスを抱える息子2人をフォローしながら、耐える大原さん。

 そしてスクールカウンセリング当日。タケはカウンセラーの先生と面談します。その結果は……。

「タケくんは10歳児として正常な発達をしているお子さんです。善悪の判断もきちんとついています」「異常なんてことはまったくありません」

 それを聞いて、ほっとする大原夫妻。

 タケも元気を取り戻して遊びに出るようになり、大原さんもS母と普通に接するように。日常が戻ったように思われましたが、その2週間後。

 S母から、不可解なメールが届きます。いじめ騒動を発端にしたS母との溝は、埋まるどころか深まるばかり……。

 現在、「文春オンライン」で第10話まで公開中。第11話以降は、電子書籍『 息子がいじめの加害者に? 』に収録されています。

(「文藝春秋電子書籍」編集部)

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