緊急避妊薬「アフターピル」なぜ日本では手に入りにくい? 薬局販売、未成年無料の国も

緊急避妊薬「アフターピル」なぜ日本では手に入りにくい? 薬局販売、未成年無料の国も

©パレットーク

 筆者の私は、2年ほど前から低容量ピルを服用しているのですが、先日「休薬期間を設けずに4シート分連続して服用できる」という種類のピルに切り替えました。単純に計算して毎月来ていた生理が年に3回しか来ないということで、格段に生活しやすくなるのでは、と期待しています。

 ところで、そのシートは1枚約3000円。病院によって、また初診と再診によってで値段は若干違うようですが、だいたい他の低容量ピルに関しても相場は2000~3000円くらいが目安です。1年間服用を続けるには、3万6000円かかる計算です。

 この値段、高いと感じますか?安いと感じますか?

 私が初めてピルを使い出したときは、もちろん経済的に負担ではありますが、正直もっと高額であることを想像していたので「案外安い…」と考えていました。しかし日本以外の国での例を知るうちに「いや、これってちょっとおかしいのかも…?」と感じるように。

 低容量ピルだけでなく、女性が自分の身体をコントロールするためのもの、たとえば緊急避妊薬(アフターピル)の値段も、そしてアクセスのしやすさも、日本は非常に遅れているという現状があります。

 今回は、そんな日本におけるリプロダクティブ・ヘルス/ライツの問題点に焦点を当てて活動している「 #なんでないのプロジェクト 」の 福田和子さん にお話を伺った漫画をご紹介します。

■【漫画で見る】世界の避妊具・アフターピルの入手しやすさ

 漫画の中では緊急避妊薬(アフターピル)の値段や入手のしやすさなどをいくつかの国と比較した説明をしています。こちらの漫画を公開したのは、昨年10月。日本でも昨年よりオンライン診断を一定の条件で認められるようになりましたが、それでもまだ日本で緊急避妊薬を入手するのは難しく、高額です。

 また日本では、避妊の方法といえばコンドームが一般的ですが、実は他にもたくさんの避妊方法があることをこ存知でしょうか?

■コンドームは避妊という観点から見ると完璧ではない

 コンドームは、性病の感染予防には高い効果を発揮しますが、避妊という観点から見ると実は完璧ではありません。避妊の成功率の高さや、使う上での簡単さでいえば、低用量ピル以外の、IUS/IUD、避妊シール、避妊インプラント、そして避妊注射などたくさんの選択肢があります。しかし、日本ではそのほとんどが認可されていません。

 女性が、自分の身体についてコントロールするための手段、知れば知るほど日本ではその多くが制限され、アクセスが難しくなっていることがわかります。

「そこにたくさんの選択肢がある」ということすら知らなければ、現状に問題があると気づくことも難しいのですが、少しずつ知ることで声をあげるきっかけを増やしていきたいと思います。

(漫画:ケイカ、編集後記: 伊藤まり )

 パレットークでは、「こうあるべき」を、超えてゆく。をテーマに、LGBTQ+、フェミニズム、多様性について、漫画やインタビューを通して発信している。

(パレットーク / 多様性を考えるメディア)

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