〈不適切交際で懲戒処分〉重婚・皇宮警察幹部が“第三の女性”に土下座して発した「驚きの言葉」

皇宮警察、京都護衛署長の柴山成一郎警視正を不適切交際で処分 "重婚"以外に女性も

記事まとめ

  • 皇宮警察は2月19日、京都護衛署長の柴山成一郎警視正を、不適切交際で懲戒処分した
  • 柴山警視正は、「事実婚状態の女性」A子さんがいるにもかかわらず、熟年再婚
  • 東京と京都で「二人の妻」と二重生活をしていたが、さらに別の女性との交際も発覚

〈不適切交際で懲戒処分〉重婚・皇宮警察幹部が“第三の女性”に土下座して発した「驚きの言葉」

〈不適切交際で懲戒処分〉重婚・皇宮警察幹部が“第三の女性”に土下座して発した「驚きの言葉」

赤坂御用地でA子さんが撮影した写真

 皇宮警察は2月19日、京都護衛署長の柴山成一郎警視正(59)を減給6か月の懲戒処分とした。柴山警視正は同日付で依願退職。処分理由は、柴山警視正が結婚しているにもかかわらず、2人の女性と不適切な交際を行ったほか、このうち1人を赤坂御用地に必要な手続きを取らず出入りさせていたというものだった。

 この問題をスクープし、“第三の女性”の存在を報じた「週刊文春」2月18日号の記事を全文公開する。なお、日付、年齢、肩書は掲載時のまま。

◆ ◆ ◆

「謝らないといけないことがあるんだ」

 玄関先で土下座をすると、スーツ姿の中年男性は、涙ながらにこう懺悔を始めた。先週「週刊文春」で“重婚”トラブルを報じた皇宮警察幹部の柴山成一郎氏(59)だ。ただ土下座のお相手は、重婚トラブルの女性とはまた別だというから、何がどうなっているのやら……。

◆ ◆ ◆

 1985年に皇宮警察に入り、警備二課長などを経て昨年4月に京都護衛署長に就任した柴山氏。京都に赴任する直前に熟年再婚を果たし、新婚生活の真っ只中にいた。だが、柴山氏には秘密があった。それが先週報じた「事実婚状態の女性」A子さんだ。A子さんが転職先に提出する書類には身元保証人として柴山氏自ら「内縁」と書き、柴山氏が会議などで帰京するたびに彼が都内に持つマンションに一緒に泊まる。東京と京都で「二人の妻」と二重生活をしてきたのだ。

 柴山氏は赤坂護衛署副署長を務めていた17年2月には、A子さんと赤坂御用地でデート。散歩を楽しみ、ジョギング中の天皇(当時の皇太子)に遭遇するハプニングもあった。

 御用地デートの翌月、柴山氏は身内の不祥事に目を光らせる監察課長に昇進。同年末には京都護衛署の皇宮警部補が盗撮目的で護衛署の女性更衣室に侵入し、建造物侵入罪等で書類送検された。停職1カ月の処分が出たが、同警部補は依願退職。監察課長時代、厳しい姿勢から「カミソリ」と言われていた柴山氏は周囲に、「たとえ処分は軽くても、その後冷遇されるだけだから、去ってもらうんだ」と厳しい一面を見せ、「私が処分した人数にかけて、“柴山イレブン”なんて言われているんだ」と嘯いていた。それが今や自分が監察に聴取を受ける立場となってしまったのだ。

 皇宮警察関係者が呆れる。

「まさかあんなに女好きだとは知りませんでした。秒単位で定刻通りに行動する生真面目な人だったので意外です。特に赤坂御用地の内部にまで女性を招き入れていたことは相当問題視されています。目下、監察で連日聴取が行われているのですが、その中でA子さん以外にも別の女性がいたことが露見したのです」

■外資系企業で働くB子さんとも結婚前提の交際

 そのお相手は外資系企業で働くB子さん。柴山氏は彼女とも結婚前提の交際をしていた。友人が語る。

「夫と死別したB子は再婚を考え、18年に婚活アプリで柴山さんと知り合いました。柴山さんは当時56歳で、相手の女性の条件を44歳からと設定して相手を探していた。2人は出会って半年ほど経った19年春頃から深い関係になり、友人夫婦を交えて4人で食事するなど仲が良かった。横浜や小樽にも泊まりがけで旅行に行き、結婚前提で付き合っているものと思っていました。でも柴山さんは昨春、京都に転勤。東京で仕事を持つB子に、『京都には1人で行くよ』と伝えて遠距離になった。柴山さんは月に1回ほど会議のために帰京し、その度にB子の自宅に泊まるなど、関係は続いていた」

金曜はB子さん、土曜はA子さんと夜を過ごし…

 何と本妻、A子さん、B子さんとの「三重生活」を送っていたのだ。それを証明するのは、例えば昨年10月15日に柴山氏がA子さんに送ったLINEである。

〈来週ですが、まだ会議があるか最終決定が出てません(苦笑)。あった場合は、金曜の夜に先輩らと飲む予定ですので、土曜日の午後に来て(東京の自宅に)泊まれますか?〉

 これを読んでB子さんは仰天したという。

「翌週の『金曜の夜』って10月23日ですよね。柴山さんはその日、B子の家に泊まりに来ていましたよ。柴山さんは還暦手前でも夜が強くて、一晩に3度も求められたといっていました。だから、まさか他に女性がいるなんて思ってもみなかった、と」(前出・友人)

 1回の東京出張で、金曜はB子さん、土曜はA子さんと夜を過ごしていたのだ。

■現金が入った封筒を差し出し「監察には言わないでくれ」

「B子も、柴山さんに皇居の中を案内してもらったと言っていました。皇居で雅楽の演奏会があるのですが、それに誘われた、と。何度か職場に遊びに行き、皇宮警察の白バイやサイドカーにも跨がらせてもらっていた。先週の記事を読んで、柴山さんはデートに皇居や御用地を使うのが定番なのかと驚いていました」(同前)

 柴山氏は「週刊文春」の取材を受け、すぐさまA子さんに「事実関係を否定して」と口止め工作をしたが、同じことをB子さんにもしていた。「週刊文春」発売直前の2月2日、柴山氏が突然、B子さんに「直に会って説明がしたい」とLINEを送ってきた。そしてB子さん宅を訪れたのが冒頭の場面だ。

「ドアを開けるなり、土下座。お酒の匂いをプンプンさせ、酩酊状態だったとか。A子という女性の件で文春から取材を受け、監察から聴取されていると言い始めたそうです。『進退伺いを出したが受け取ってもらえなかった』と。突然の話にB子が困惑していると、今度は『これまでズルズル関係を続けてきてすまなかった。京都には1人で行くといったけど実は……』というので、B子が『結婚したの?』と聞くと認めたそうです。B子はそこで初めて、恋人が知らぬ間に結婚していたのを知ったんです」(同前)

 さらに柴山氏はB子さんに、現金が入った封筒を差し出し「監察には言わないでくれ」と懇願したという。

「厚さからして100万円はありそうな雰囲気でしたが、B子は突き返したと言っていました。ショックを受けるB子に、柴山さんは『これからもLINEでは繋がっていたい』と勝手なことを言ってきたので呆れていました」(同前)

 その場では、A子さんは昔の彼女で、今は何の関係もないと説明した柴山氏。だが2日後にB子さんが「週刊文春」を読むと、実際は三股だったと分かった。

「柴山氏は『皇宮警察は品位を汚すようなことをしてはいけない』と言っていたような人なので二重にショックを受けています」(同前)

 柴山氏に事実関係を確認しようと連絡したが返事なし。一方、B子さんの携帯にかけると、「柴山さんから慰謝料を渡されそうになりましたが、お断りしました」と憔悴した様子で言葉少なに語るのみだった。

 皇宮警察本部に聞くと、「現在調査中であり、お答えは差し控えます」

 かつてはパンチパーマで、何事にも動じない様子から秋篠宮から「大仏」と呼ばれていた柴山氏。今回ばかりは動揺を隠せなかった。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月18日号)

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