天皇陛下61歳 愛子さまのご結婚「相談に乗ることと思います」オンライン授業では「画面を真っすぐに」

天皇陛下61歳 愛子さまのご結婚「相談に乗ることと思います」オンライン授業では「画面を真っすぐに」

2020年、愛子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 2月23日、天皇陛下は61歳の誕生日を迎えられた。 誕生日を前にした記者会見で、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)のご結婚について、このように述べられた。

■「多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」

「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」

 陛下が眞子さまのご結婚について公にお考えを述べられたのは、初めてのことだ。

 眞子さまは昨年11月に宮内庁を通じて公表された文書「眞子内親王殿下が記されたご結婚についてのお二人のお気持ち」のなかで、「この度、私がこの文章を公表するに当たり、天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げました。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております」と最後に触れられた。

 その言及を受けて、今回の陛下の誕生日会見に際して宮内記者会から事前に提出する質問に、陛下が眞子さまのご結婚をどのようにお考えでいらっしゃるかについても盛り込まれたのだと思われる。

■眞子さまのご結婚問題は“一大スキャンダル”に……

 天皇陛下は「秋篠宮には、皇嗣として、その職務もますます重いものとなっていきますが、秋篠宮妃共々、身体に気を付けながら、務めを果たしていってもらいたいと思います」と弟宮への思いも述べられている。ある宮内庁関係者は、陛下のご懸念をこのように推察する。

「これまでに陛下は眞子さまと小室圭さんのご結婚について、公にご意見をおっしゃることはありませんでした。また、基本的には秋篠宮家の問題ですから賛成・反対ということは口にされなかったでしょう。

 しかし、小室圭さんの母・佳代さんと元婚約者の男性の間で起きた金銭トラブルをきっかけに、眞子さまのご結婚問題は一大スキャンダルになってしまいました。そして秋篠宮さまはお二人の結婚を『認めるということです』とおっしゃった。国民からの懸念や反対の声は根強く残ったままです。天皇家の“家長”というお立場から、陛下はこの現状を非常に心配しておられると思います。だからこそ、『多くの人が納得し喜んでくれる状況になること』が望ましいとあらためて強調されたのではないでしょうか」

 陛下の誕生日会見は2月19日に行われたが、2月13日に発生した地震を受けて、予定されていた福島県の被災者らとのオンラインによる交流、画面越しの復興状況の視察を当面見合わせると宮内庁が発表していた。

「東日本大震災から10年という今年も自然災害が発生し、コロナ禍で困難と試練に直面している人々のことを考えられるにつけ、国民の目に令和の皇室がどう映っているか、思いを巡らせていらっしゃるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

■愛子さまと「結婚のことも含めて、話し合う機会というものがあるかと思います」

 今年、愛子さまは20歳の誕生日を迎えられ、学業を優先されながら、公務にも取り組まれることになる。陛下は誕生日会見で、愛子さまのご近況と学習院大学ご進学について、こう述べられた。

「大学での勉強に意欲的に取り組んでいることを私と雅子もうれしく思い、また、少し頼もしくなったように感じております。オンラインでの授業では、課題もかなり多く、愛子もその一つ一つに一生懸命に取り組んでおり、大変そうですが、授業を準備される先生方のご苦労も大きいものと思いました。私たちも、愛子がオンラインで授業を受けているのをそばで見る機会もありましたが、私たち自身も、新たな知見を得ることができたり、何か学生時代に戻ったような気持ちになりました」

「愛子は、普段時間のあるときには、屋外で運動も少ししたりしていますが、家の中で過ごす時間も長いので、私たち家族3人で楽しく団欒する時間を大切にしてくれています」

 さらに、愛子さまの「将来のご結婚については、陛下はどのようにお考えでしょうか」という関連質問に対しては「大学生活も始まったばかりですので、今後ともいろいろなことを学びながら、自分としての視野を広めていくことになると思います。私もその過程でいろいろなことを恐らく相談に乗ることと思いますので、結婚のことも含めて、いろいろ将来のことも話し合う機会というものがあるかと思います」とお答えになった。

■「陛下はご家族への愛情がとても深いと思います」

 愛子さまは、英語に次ぐ第二外国語としてスペイン語を学ばれているという。2006年から陛下とスペイン語の授業を続けているカルロス・モリーナさんは、文春オンラインのインタビューで陛下のお人柄についてこう語っていた。

「陛下はいつも穏やかで明るく、非常に高貴な方です。生まれながらにして天皇になるための教育を受けてこられたことが時折垣間見え、おごりというものが一切ありません。非常に誠実なお人柄です。そして、陛下はご家族への愛情がとても深いと思います」

 学習院初等科1年生だった6歳の愛子さまが授業に参加されたこともあり、陛下が学ばれるご様子を身近でご覧になっていたことも、愛子さまがスペイン語に興味を持たれる一つのきっかけになったようだ。

「陛下と愛子さまは、スペイン語の語彙に特化した同じ単語帳をお一人ずつお使いになっています。愛子さまが6歳の頃、陛下が連れてこられ、私がスペイン語の授業をしたことがあります。6歳の女の子が日本語以外の外国語を勉強するのはとても大変なことです。陛下には、まずは遊びながら愛子さまを授業に参加させてみようというお気持ちがおありだったようです。授業は1回30分という限られた時間でしたが、愛子さまは活発に参加されていたと思います。陛下は、愛子さまの授業に同行される時はメモをとったりしてしっかりとサポートされていました」(カルロス・モリーナさん)

■愛子さまは、オンライン授業で「画面を真っすぐに」

 2018年7月、愛子さまは学習院女子高等科2年の夏休みにイギリスの名門私立・イートン校のサマースクールへ参加された。愛子さまが車で東宮御所を出発されたときは、窓を開け、満面の笑みで何度も会釈されていて、イギリスへの短期留学を心待ちにされていたことが、ひしひしと伝わってきた。

 ご一家はイギリスとゆかりが深く、陛下はオックスフォード大学マートンコレッジで修学され、雅子さまは外務省入省後にオックスフォード大学ベーリオールコレッジへ留学されている。今後愛子さまも、英語圏やスペイン語圏へのご留学を検討されているかもしれない。

 愛子さまは、大学のオンライン授業で画面を真っすぐに見られるようパソコンのセッティングに心を配られていると聞いたことがある。日本文学やスペイン語など、ご自身の関心をじっくりと深められ、日々をお過ごしになっているようだ。

■陛下のネクタイ・シャツにスーツの色を揃えられた愛子さま

 愛子さまが新年のあいさつのため、お一人で皇居へ向かわれるところをお見かけした時、ホワイトのジャケットに、パールネックレスとパールイヤリングをお召しになっていた。一連のパールネックレスとパールイヤリングを揃ってお召しになっているのを拝見したのは初めてのことで、今年20歳の誕生日という大きな節目を迎えられることを実感した。

 陛下は誕生日会見で、愛子さまが成人を迎えられることについて、「早いもので今年の12月で成人を迎えます。愛子が誕生した時の会見でも申しましたが、孟子の言葉を参考にした『敬宮』『愛子』という名前には、人を敬い、人を愛してほしいという、私たちの願いが込められています。それは20年経つ今でも変わっておりません。今後、成年皇族として公務に当たっていくことになりますが、感謝と思いやりの気持ちを持って、一つ一つの務めを大切に果たしていってもらいたいと思います」と述べられた。

 新年の天皇ご一家のご近影で、愛子さまはペールブルーのスーツをお召しになり、陛下がお召しになっていた濃淡のあるブルーのシャツとネクタイと色を揃えられていたようだ。ご一家でコミュニケーションをとられながら、両陛下が愛子さまのご成長をそっと見守られているご様子がうかがえた。

(佐藤 あさ子/文藝春秋 digital)

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