「食欲の秋」はなぜ起こる? 科学的に体重増加を抑える方法は

「食欲の秋」はなぜ起こる? 科学的に体重増加を抑える方法は

記事画像

スポーツ、芸術、読書…暑さが落ち着いて涼しくなる秋には、いろいろな呼び名があるが、その中の1つが「食欲の秋」。秋になると食欲アップを自覚する人は多いのではないだろうか。この時期はおいしい食べ物が出回るのが要因のひとつとされているが、食欲の秋は生理的な作用によるものもあるそうだ。

□秋に食欲が増す原因1 気温の低下

ダイエットというと汗をかきやすい夏が最適だと思われがちだが、基礎代謝の面からいえば冬の方が痩せやすい季節だ。基礎代謝とは何もしなくても、体の機能を維持するうえで必要なエネルギーのことで、1日の必要エネルギー量の6割を占める。

基礎代謝は気温の高い夏が最も低く、秋から冬にかけて気温が下がると、体温を維持するために熱の産生が高まるので、基礎代謝が上がる。つまり、気温が低いと体はよりエネルギーを必要とするため、食欲がアップするのだ(※1、※2)。

□秋に食欲が増す原因2 秋の日光の強さと日照時間

日差しの強い夏が過ぎて、秋になると日光は弱くなるが、日照時間も短くなる。

脳内の神経伝達物質であるセロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれており、神経を安定させる作用がある。セロトニンは日光を浴びることで分泌量が増えるが、秋になって日が弱くなり、浴びる量も少なくなると、セロトニンの分泌が低下するという。食べる行動にはセロトニンを増やす作用があるので、精神を安定させるために食欲がアップするそうだ(※2)。

□秋に食欲が増す食欲の秋を乗り越える方法

食欲の秋に、旬の食べ物を味わうのはよいことだが、毎年秋になると食欲のコントロールが効かなくなり、食べ過ぎてしまう人もいるかもしれない。秋の食欲をコントロールするには、脳内のセロトニンの分泌を安定させることがポイントだ。セロトニンを増やす生活は次のようになる(※3)。

・太陽の光を浴びる
日の光を浴びる時間が少なくなりがちな秋は、積極的に外に出て太陽の光を浴びるようにしたい。時間は晴れの日で30分が目安だ。

・リズム運動をする
規則性のあるリズム運動も、セロトニンを活性化させる作用がある。散歩やジョギングなら日光も浴びることができるので、一石二鳥だ。

・セロトニンを増やす食べ物を食べる
セロトニンの分泌を促す炭水化物や、セロトニンの材料となる乳製品やタンパク質を取るようにしよう。

睡眠をしっかり取ることも、食欲を安定させるのに役立つ(※4)。夜更かしに気をつけて、秋に減少しやすいセロトニンの分泌を助け、食欲の秋を楽しみたい。

関連記事(外部サイト)