味噌汁やコーヒー 美味しく感じる最適な温度があなたを食道がんにする!?

味噌汁やコーヒー 美味しく感じる最適な温度があなたを食道がんにする!?

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毎日の生活でがん予防に関わることで気を付けていることはあるだろうか。たばこががんのリスクを上げることはよく知られているので、たばこを吸わないようにする、周りの人のたばこの煙に注意するという人は多いかもしれない。

たばこ以外にもがんのリスクを上げるものはさまざまなものがあるが、「とても熱い飲み物」も危ない、そんな研究結果が明らかになった。

□WHO(世界保健機関)が掲げるがんのリスクを上げるもの

がんのリスクを上げる原因になるものは、WHO(世界保健機関)によってリストアップされている。喫煙はもちろん、他人のたばこの煙、運動不足、肥満、飲酒、カビ毒だ。

これらは、これまでに研究でがんのリスクを上げるのが「確実」とされたものだ(※1)。がんになりなくなかったら、たばこは吸ってはいけないし、適度な運動が必要だし、お酒も控えなければならない。

□65度以上の飲み物が危険!

WHOは新たに調査を行った。これまでに行われた1000もの研究結果を調べたところ、65度以上の熱い飲み物が食道がんのリスクを上げることが分かったのだ。熱いお湯でさえリスクを上げるという。

食道の組織はとても繊細で、熱い飲み物が通るときにやけどをしてしまうのだ。このやけどの傷が細胞の悪性化につながる、つまり、がんの原因になるのだ(※2)。

しかし、熱い飲み物といっても65度以上のものなんて飲んでいるのだろうか。すぐそのような疑問がわく。当然だ。温度をいちいち測っているわけではないので、自分が飲んでいる飲み物が何度かなんてきちんと分かっている人は少ないのではないだろうか。

□おいしいと感じるみそ汁の温度は65〜75度

コーヒー、紅茶、みそ汁、スープ。日常生活に口にする温かい飲み物はいったい何度なのだろうか。おいしいと思う温度は何度なのだろうか。みそ汁を使った実験をご紹介する。

沸騰する直前の約95℃のみそ汁を4人に飲んでもらい、おいしいと感じる温度を測定した。みそ汁をおわんによそった時点では85度まで下がっていた。そして、4人がおいしいと感じたのは最も低い人でも65度、高い人では75度だった。65度以上はがんのリスクが上がるにもかかわらず、残念なことに65度以上がおいしいと感じる温度だったのだ。

また、60度がぬるいと感じる直前のおいしさの限界の温度だということだ。65度以下で飲むと徹底するには、もしかしたらおいしさを我慢しなければならないかもしれない(※3)。

□コーヒーチェーンの飲み物の提供温度は70度超え

お店で出されているコーヒーの温度はどれぐらいなのだろうか。お店なのだから、最もおいしいと思う温度で提供されているはずだ。高めの温度設定なのだろうか。

調べたところ、スターバックスコーヒーは72度(※4)。ドトールコーヒーはなんと90度だ(※5)。猫舌の人なら、おそらく提供されてすぐに飲む人はいないであろう温度だ。5分か、あるいは10分か――。普通の人が「ぬるい」と感じる温度まで下がってから飲む人が多いはずだ。

がんのリスクを考えるなら、提供されてすぐ飲むのはやめた方がよさそうだ。逆に猫舌の人はがんのリスクが低いと言うこともできる。寒い季節はアツアツのものを口にしがちだが、5分も待てば飲み物の温度は65度を下回る(※3)。猫舌の人を見習って少し待ってから飲むように心がけていただきたい。

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