鼻ほじりは危険な癖? まさかの死亡例まであった

鼻ほじりは危険な癖? まさかの死亡例まであった

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鼻をほじって、鼻くそを取ったり丸めたりするのが癖になっていないだろうか。鼻くそは塩味が効いているため食べてしまう人までもいる。癖は無意識にしてしまうことも多いが、あなたは大丈夫?

あなたがイケメンや清楚(せいそ)な美人の場合は、人前での鼻ほじりはイメージダウンの危険を伴う。しかし実は、鼻ほじりはイメージダウン以上の危険がある危険な癖なのだ。鼻をほじると、鼻に菌が入り込みやすく、血管が切れて鼻血も出やすくなる。

そしてなんと、イギリスでは鼻をほじったことによる鼻血で失血死をした事例もあるのだ。

□鼻ほじりで死亡した?

イギリスのマンチェスターに一人で住んでいた63歳のイアン・ボスウェル氏は、ベッドから落ちて死んでいるのをアパートの管理人に発見された。

当初は頭を打ったことが死因かと思われたが、確証は得られなかった。死体を調べて唯一死に結びつくと考えられた原因は、鼻の穴が血でいっぱいになっていたことだった。

死体を調べた医師は、「彼の死因は、鼻血で死亡したとしか考えられない。継続的に鼻をほじっていたことが死因だろう」と語った。ボスウェル氏は、20歳で脳内出血を起こして以来、アルコール依存症でもあった(※1)。

□鼻ほじりには、どんな危険がある?

鼻ほじりでは最悪の場合、死亡する危険があるようだが、そこまでいかなくても身近な危機につながることもある。

海外サイトで鼻ほじりについて動画で解説しているエーリッヒ・フォークト博士によると、鼻をほじると指に付いている菌が鼻に侵入する危険があるという。

黄色ブドウ球菌は自然界に広く分布し、手や指の皮膚にも存在する食中毒の原因にもなる菌だ。指で鼻ほじりをすると、黄色ブドウ球菌が鼻に侵入してしまう。そして鼻の穴にすり傷ができると菌が増殖して傷が悪化する可能性があるのだ(※2 )。

インフルエンザの季節には、指に付いたインフルエンザウイルスを自分で体内に入れて、インフルエンザに感染しやすくしてしまう可能性もある。

□動脈から出血する可能性もある

また、鼻ほじりには出血の可能性もある。鼻への血液供給は活発で、鼻の前面に向かっては5つの動脈が通っている。鼻血の90%は、キーゼルバッハと呼ばれる部位からの出血だ。キーゼルバッハ部位には、多くの毛細血管が網目状に張り巡らされており、表面に浮き出た状態になっている。わずかな刺激でも血管が破れやすい、繊細な場所だ(※3)。

鼻ほじりは、摩擦や傷でその動脈を傷つける可能性があり、鼻血の原因になりやすいのだ。子どもはよく鼻血を出すものだが、鼻ほじりも原因の一つだと考えられる。

□止めたいけど、止められないときはマスクもおススメ

鼻ほじりが意外にも危険な癖だということが、お分かりいただけただろうか。しかし、無意識にしてしまうものなので、そうは言ってもなかなか自分では止められないのが、癖かもしれない。

子どものときに鼻ほじりの癖があると、親にやめるように叱られることが多いが、大人になっても止められないでいる人が多いようだ。公式な数字はないが、99%止められないという推定もある。

インターネットで男女1500人へのアンケートでは、20代の男女の35.3%が「鼻くそをほじるのが常習化している」と回答した。なんと3人に1人が鼻ほじりの癖があるようだ(※4)。

癖を止める方法の一つは、強い自制心を持つことだが、もしも鼻ほじりの癖がどうしても止められないというときは、マスクを使う方法もある。常にマスクをしていることで、物理的に鼻ほじりをできなくするのだ。

特に冬場や花粉症の季節であれば、マスクをしていてもどうしてマスクをしているのかと探られることもないだろう。ちょっと危険な鼻ほじりの癖を、これを機会に止めてみてはいかがだろうか。

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