東京ディズニーシー200分待ちにも耐えられる? セロトニンの効果とは

東京ディズニーシー200分待ちにも耐えられる? セロトニンの効果とは

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東京ディズニーシーの人気アトラクション、「トイ・ストーリー・マニア!」はその人気のあまり、待ち時間が200分を超える表示になることは特に異例なことではない。東京ディズニーランドでポップコーンを買うのに60分間並ぶ。これも普通だ。

アトラクションに200分、ポップコーンに60分。その先にある“報酬”のために人は待つことができる。これって、どうしてできるのだろうか?

□辛抱強く待てるのはなぜなのか?

将来的に予測される“報酬”のため、辛抱強く待つことができるのはどのような脳内メカニズムによるものなのか、沖縄科学技術大学院大学の研究チームはマウスを使って実験した。

マウスに、実験箱の小窓に鼻先を入れた状態で数秒間じっと待つとエサをもらえるという課題を学習させた上で、何秒間待てるのかを観察。エサまでの待ち時間が3秒間と6秒間では、マウスは簡単に待つことができたが、9秒間では待ち切れずに鼻を出してしまった(※1)。

□セロトニンが我慢のカギを握る

そこで、光の刺激で脳にあるセロトニンという神経伝達物質の活動を増加させてみたところ、9秒間でも待つことができるようになった。

さらに、エサがない場合でも、マウスはどれぐらい待つことができるのかを計測した。通常は平均12秒間だったが、光刺激でセロトニンの活動を増加させると、平均17.5秒間にまで延びた。約45%も辛抱できる時間が増えたのだ。

辛抱強く待てるのはセロトニンの働きの活発化によるものであることが分かった(※1)。

□うつ病にも効果あり セロトニンの役割とは

さて、セロトニンというと、CIRCL読者の中には「聞いたことがある!」と思った方もいるのではないだろうか。

セロトニンは心のバランスを整える作用があり、うつ病の人ではセロトニンの値が低いといわれている。また、朝の目覚めをスッキリさせたり、姿勢をよくしたりといった働きも担う(※2)。

□セロトニンを増やすには

うつ病にはなりたくないし、朝もスッキリ起きたいし、どうせなら、ディズニーシーでもディズニーランドでも辛抱強く待てるようになりたい。辛抱強さに関しては、セロトニンの量ではなく、活発化によるものだが、そもそもセロトニンが十分量なくては始まらない。セロトニンを増やすにはどうしたらいいのだろうか。

大切なのはたったの2つ。1つ目は早起きして太陽の光を浴びること。2つ目はウオーキングやヨガを毎日行うこと。2つ目のウオーキングについては、ダイエットなどの健康目的のウオーキングとは違って、できるだけ目に入る情報を少なくし、疲れる前に30分以内に終えることが大切だ(※3)。

さあ、これで、ディズニーランドはもちろん、どんな大行列の人気飲食店も制覇できるのではないだろうか。

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