最新セキュリティシステムの落とし穴 体の一部が爆発物と間違われる?

最新セキュリティシステムの落とし穴 体の一部が爆発物と間違われる?

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 空港のセキュリティチェック。機内持ち込み荷物を台に載せ、検査の機械をくぐる瞬間。何もやましいことがなくてもなぜかドキドキするという人は多いだろう。テロの脅威が増加する中、海外ではX線による全身のボディースキャンが一般的になってきている。

そんな中、何の罪もない人が爆発物を持っていると疑われる事案が発生している。日本でも東京オリンピックの2020年までに国際線にすべて採用されると言われており、知らないとテロリストに間違われるかもしれない。

□皮膚の大きな嚢胞(のうほう)が爆発物と誤認される

その間違いが起きたのはアメリカのとある空港。飛行機に乗るためにセキュリティチェックを受けた女性が、爆発物の所持の疑いをかけられ止められたという。

この女性は皮膚に大きな嚢胞(袋状に膨れ上がった皮膚の一部)と言われる病変があったため、爆発物を隠しているとボディスキャナーが判断したという。結局この女性は、ボディチェックにより誤解が解けたという。

□5cm以上の嚢胞やヘルニアを持っている人は注意

5cm以上の大きさの嚢胞やヘルニアなど、体から突出する大きな物があると同じ事が起こり得るようである。それらは最新のボディスキャナーでは爆発物の可能性があると引っかかってしまうようだ。

ただし、そんな時はパニックにならず、ボディチェックに協力すれば何の問題もなく、ボディチェックで通過できるようである。大切なのは、お互いがお互いの立場を理解して協力することである。

□トラブルを避けるためには医師の診断書の携帯を

無駄にトラブルに巻き込まれたくない人は、医師の診断書を持ち歩く方がいいかもしれない。実際、最初に紹介した女性は、その後は医師の診断書を持ち歩くことにしたらしい。

特に海外の空港では何があるかわからない。言葉の通じない空港で無用なトラブルに巻き込まれないよう、準備はしておいた方がいいかもしれない。

□想定されるリスクとは

日本のようなサービスを受けられる国は少なく、飛行機に乗れないことはないだろうが、乗り遅れてしまう危険性はある。

こういったトラブルは、わかっている範囲ではもう1件だけ確認されているが、実際には他にも起きている可能性は高い(※1)。

□もしボディスキャナーでとめられてしまったら?

セキュリティチェックがしっかり行なわれることはいいことだが、新しいシステムができると思わぬ落とし穴が見つかることもある。

日本でも東京オリンピックに向けて、空港だけではなく多くの場所で安全対策が厳しくなる可能性が高い。思いがけない検査の落とし穴が出てくる可能性もある。そんな時は、安全のためだと理解して協力してもらいたい。

それが国の安全のみならず、自分の身を守る一番の方法である。

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