世の女性に朗報! いつまでも若々しい肌でいられるかも がん研究からの発見とは

世の女性に朗報! いつまでも若々しい肌でいられるかも がん研究からの発見とは

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お肌のしみ、しわ、たるみ……。どうにかならないものかと、世の多くの女性が悩んでいる。「年齢によるものだから仕方がない」。そう思うしかなかったが、お肌の老化を防げるかもしれないという研究結果が明らかになったのだ。

□細胞の2つの終わり方

人間も含めて生物は、DNAに損傷が起きると自ら直す働きを持っている。しかし、そのDNAの損傷が激しい場合、細胞は2つの選択を迫られる。1つは、細胞死である「アポトーシス」。もう1つが細胞の老化だ。

がん治療で行われる抗がん剤の投与は、がん細胞のアポトーシスを狙って行われるものだ。ところがアポトーシスではなく、細胞の老化の選択肢が選ばれるとやっかいなことが起こる。老化細胞は周辺のがん細胞を増殖させたり、悪性化させたりしてしまう可能性があるのだ。従って、がん研究の世界では老化細胞を阻止するための方法を見いだすことが目下の課題の1つなのだ。

□老化細胞の遺伝子を発見!

神戸大学バイオシグナル総合研究センターなどの研究チームは、濃度の異なる抗がん剤を使って、肝がん細胞から老化細胞とアポトーシス細胞の両方を出現させ、老化細胞で発現が高い遺伝子25種類を特定することに成功した。そして、この中のいくつかの遺伝子が細胞を老化に導いていることが分かったのだ。

これは、がん患者にとって大変な朗報だ。この研究で特定された遺伝子の活性化を止める薬剤を開発することができれば、老化細胞の出現を阻止することができ、すべてのがん細胞をアポトーシスへ導くことが可能になるからだ。

□アンチエイジング製品にも応用の可能性

また、この研究結果は、世の女性にとっても朗報だ。細胞の老化はがんに関係しているだけでなく、女性が気にする“お肌の老化”にもつながっている。研究チームも細胞の老化を抑える薬剤はアンチエイジング製品に応用されることも期待できるとしている。

女性の老化に関しては、最近は皮膚科などの医療機関で「治療」としてアンチエイジング対策を施すことが一般的にはなってきたが、多くの女性は、まだまだ化粧品や食品を中心にアンチエイジング対策をしているのではないかと思う。多すぎる情報に「あれがいい」「これはダメだ」と翻弄(ほんろう)されることも多い。

これが遺伝子レベルでの対策に置き換わるとすれば、その“治療費”も気になるところだが、多くの女性が興味津々であることは間違いないだろう。

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