家族が「更年期うつ病」になったら…?【サポートの心得】

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「更年期うつ病」をご存知でしょうか。更年期障害で精神面での症状が顕著な場合を「更年期うつ病」と呼んでいます。
今回は「更年期うつ病」について、医師に話を聞いてきました。
「更年期障害」と「更年期うつ病」
更年期になってくると、女性も男性も、女性ホルモン(エストロゲン)や男性ホルモン(テストステロン)などの分泌が減ります。
するとホルモンバランスが保たれなくなり、身体を司る自律神経のバランスも崩れ、様々な不調が起こります。これを更年期障害といいます。

【更年期障害による症状】
体や顔のほてり(ホットフラッシュ)、大量に汗をかく、動悸、めまい・ふらつき・耳鳴り、倦怠感、疲れがとれない、太る、むくみ、頭痛、頻尿・尿もれ、イライラ、不安、睡眠障害、意欲低下、記憶力の低下

このように更年期障害では、身体の症状に加え精神面でも不調が起こることがあります。
この精神面の症状がひどくなり、うつ病となることがあります。それを「更年期うつ病」といいます。
うつ病の診断基準とは?
以下のようなうつ病の診断基準を5つ以上、2週間以上満たすと、うつ病と診断されます。

【うつ病の診断基準】
・毎日、1日中ひどく憂うつ
・ほとんど毎日何をやってもつまらない。うれしい気持ちにならない
・食欲がない、または食欲があり過ぎ
・眠れないか、または眠り過ぎ
・イライラして仕方なかったり、動きがひどく低下する
・非常に疲れやすく、気力が減退している
・だめな人間だと自分を責める
・思考力や集中力がなくなり、判断力が落ちている
・死や自殺について繰り返し考える

こうした症状が、更年期によるホルモンバランスの影響で起こった場合を「更年期うつ病」といいます。
更年期うつ病はどんな人がなりやすい?
一般的なうつ病と同様で、
・まじめで、責任感の強い人
・完璧主義な人
・ちょっとしたことを気にしやすい人
・仕事でのストレスが多かったり、家庭で問題がある人
といったかたが、なりやすいといえます。
うつ病の予防、対策方法は?
なるべくストレスを溜めず、リラックスすることが大切になります。具体的には、
・休息をしっかりとる
・朝はしっかりと日差しを浴びる
・バランスのよい食事
・適度な運動をしたり、好きな趣味などをすることによって気分を晴らす
といったことでしょう。
身近な人が「更年期うつ病」と診断されたら
ご家族が更年期うつ病だと診断されたら心配ですが、まず本人を安心させてあげることが大切です。
無理に励ましたり特別なことはせず、本人が話したいときに話を聞いてあげるといいでしょう。

今の状態は病気による症状なのだと、本人が理解することが大切です。
医師からのアドバイス
更年期うつ病は誰しも起こり得ることです。
更年期うつ病を患って、症状が長引いていたりつらそうな人がいたら、医療機関を受診するよう、まわりからも提案してあげるといいでしょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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