もう人前でドキドキしない! 緊張をメカニズムから克服しよう

もう人前でドキドキしない! 緊張をメカニズムから克服しよう

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社会人になると、面接や面談、会議でのプレゼンテーションなど人前で話をする機会が増えてきますが、そのたびに緊張感に襲われていませんか。

ある程度の緊張ならば自分で克服することも可能ですが、緊張が日常生活に支障が出るようならば社会不安障害の可能性も。

そこで今回は「緊張をメカニズムから克服しよう」と題し、緊張について医師に解説をしていただきました。
緊張しているとき、体内ではどのようなことが起きている?

緊張しているときには、人間の身体の機能を様々な角度からコントロールしている、自律神経と呼ばれる二種類の神経のうち、交感神経と呼ばれる神経が優位になっているものと考えられます。

自律神経は、興奮や緊張などをつかさどり、いわば全身を戦闘モードにする神経と言え、交感神経が優位になると、以下のような全身の変化が現れます。


交感神経優位による症状

・心拍数の上昇

・骨格筋のこわばり(肩コリなどを起こす場合もあります)

・発汗が増える

・瞳孔が開く
緊張するとあらわれる症状

手の震え

緊張によるストレスが大脳辺縁系に働きかけて、交感神経を優位にし、そのことが原因で手の震えが現れます。


冷や汗

こちらも、交感神経が優位になった場合の反応の一つとして熱くなくても精神性発汗が現れます。


動悸

交感神経の働きにより、心拍数が増えて動悸を感じる方が多くなります。


吐き気

消化管の運動は副交感神経がつかさどっています。交感神経が優位になることによって、副交感神経のはたらきが相対的に弱まり、消化不良や吐き気といった消化器系の不調が現れることがあります。


呂律が回らなくなる

口の周囲の筋肉が緊張し、こわばってしまうことによって、言葉の発音が明瞭でなってしまう場合があります。
緊張を緩和する方法


水を飲む

コップ一杯の水を飲む、ということも緊張を和らげてくれる場合がありますね。


深呼吸をする

深呼吸によって副交感神経を優位にする、非常に簡単で有効な方法です。


軽い運動する

運動を行うことで、交感神経と副交感神経のバランスをととのえ、また、緊張で凝りかたまった筋肉をほぐすこともできると思います。
緊張することが多い場合は社会不安障害かも?
ある決まった状況下、あるいは人の前で何かをするときに、非常に緊張し、同じ場面を繰り返して慣れていくどころか、そういった場を避けるようになってしまうようになる場合は、社会不安障害(SAD)であることもあるかもしれません。
緊張を医療機関で見てもらう場合
緊張によって、日常生活に支障が出る場合は、精神科で治療を行うことができます。その患者さんの状態によって、薬物療法や認知行動療法などが行われます。
医師からのアドバイス
緊張は私たち誰しもが経験する事柄ではありますが、過度な緊張がある場合には社会生活に影響が出てしまう場合もあると思います。

多くの場合、自分なりの対処あるいは医療機関での治療によってある程度の改善が可能ですから、行ってみるといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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