デンタルフロスは本当に効果があるの?歯科医師が教えるメリット&デメリット

デンタルフロスは本当に効果があるの?歯科医師が教えるメリット&デメリット

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アメリカで行われた研究で、デンタルフロスをした場合と、しなかった場合の両方の歯磨きを比較したところ、デンタルフロスは「一般的にプラーク除去に効果があると立証できていない」と発表されました。

日本でも薬局等で販売している「デンタルフロス」。実際虫歯や歯周炎の予防などの効果はあるのか、ないのかはっきりさせたいですね。

そこで今回は歯科医師の彦坂先生に、「デンタルフロス」について医学的に解説していただきました。
歯科医師が語る「デンタルフロスは効果があるか?」
これは歯科医師のなかでも賛否両論だと思います。

しかし、やはりフロスを使うことで隣接面齲蝕を防いだり、下の前歯の裏の歯石沈着を防ぐ効果はあると考えられます。
デンタルフロスのメリット
◎歯と歯の間のむし歯を防げる

◎食片圧入と言って歯と歯の間にものがつまり放置しておくと痛みが出る場合があるが、フロスを使うことで防げる

◎歯ブラシでは取れない汚れを取り除ける
デンタルフロスのデメリット
■歯と歯の間の詰め物(主にレジン)がかける事がある

■うまく使用しないと歯肉に傷がつく
デンタルフロス使用時の出血
◎強くやりすぎて歯茎を傷つけてしまった場合

◎歯周病で歯肉に炎症が出始めている場合フロスが当たっただけで出血することがあります。優しくフロスを通しているのに出血がある場合は歯周病かもしれませんね。
デンタルフロスと歯間ブラシの違い

デンタルフロス

歯と歯の間の接触点の汚れやプラークを取り除きます。歯と歯の間の虫歯予防効果が大きいです。


歯間ブラシ

歯と歯の間の隙間の汚れを取り除きます。歯周病予防、改善効果が大きいです。
デンタルフロスを奥歯で使用する際のコツ
歯と平行に通すのがポイントで、歯面にこすりつけるように使うとプラーク除去効果が大きいです。 最初は鏡を見て練習するとスムーズですよ。
デンタルフロスの使用の際の注意点
◎フロスが引っかかる、毎回糸がほつれる場合、虫歯や、詰め物が剥がれてきている場合があるので健診に行く必要がある

◎強くやりすぎると歯肉が傷になる

◎歯と歯の間に詰め物がされている場合、太いフロスを無理に通すと詰め物が取れる可能性がある

◎糸の太さもいろいろあるため、自分に合ったものを歯科医院で相談するといいです

デンタルフロスに関する疑問BEST3

1位:デンタルフロスは使った方がいいか

使った方が良いですね。歯磨きだけでは取り切れない汚れを除去できプラークコントロールがよくなります。


2位:デンタルフロスはいつからつかうべきか

3歳くらいになると奥歯が生えそろうので、そのころから使って効果はあります。 特に子供は奥歯の隣接面のむし歯になりやすいのでフロスをつかう習慣をつけるとよいでしょう。


3位:フロスが通らない

やり方や角度が悪いか、本当に歯と歯の間の隙間が狭いかが考えられます。一度歯科医院で歯科医師や衛生士に相談するのもいいかもしれません。
歯科医師からデンタルフロスに関するまとめ

◎歯ブラシだけで歯磨きをする場合に比べ、補助器具要するに歯間ブラシやフロスを使用することでプラークの除去効率は格段にあがる

◎特に奥歯は虫歯や歯周病に罹患する可能性は高い為、時間をかけての清掃が望ましい。

◎正しい器具と使用方法は重要な為、いつでも歯の磨き方や磨き残しについても相談できるかかりつけ歯科医院を持っておくと心強い。

◎子どもは特に奥歯の歯と歯の間にむし歯になってしまうことがおおい為、フロスも併用できるのが望ましい。

(監修:歯科医師 彦坂実な美)

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