DVや性暴力も...「毒親」が原因となる子供の5つの精神疾患

DVや性暴力も...「毒親」が原因となる子供の5つの精神疾患

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最近、ニュースなどで時折見かける「毒親」といった言葉をご存知でしょうか。

子供にたいし支配や暴力を働くようなまさに毒のような親のことで、毒親をもったお子さんにうつ病などの精神的な影響を与えてしまうこともあります。

「毒親」というのはどのような特徴があるのでしょうか、そして子供に与えてしまう影響についても精神科医に解説していただきました。

毒親
元々英語のToxic parentsから来た言葉であり、子供に対して過干渉や暴力といった不適切な接し方をし、毒のような影響を与えるものを言います。

Toxic parentsという言葉自体は、1989年に発売されたスーザン・フォワードという精神医学者が著した本のタイトルから来たものであり、この本は主として、子供を支配する、毒となる親に育てられた子供がその人生において親からの虐待に長期間苦しみ続けるということがテーマとなっています。

毒親が子供に起こす行動
DV
子供にしつけと称して暴力をふるい、子供を萎縮させ、子供が常に親や周囲の大人の顔色を窺うような感じになってしまうことも毒親のいる家庭ではよく見られることです。

性的暴力
不適切に体に触れたり、本人が嫌がっているのに一緒に入浴することを強要したり、性的な行為を強要したりするという毒親も信じられない話ですが実在します。

過干渉
子供の決定や、プライバシーを尊重するということをせず、親であるという権威を振りかざして、子供の交友関係や趣味、習い事、学業などあらゆることに干渉してくる場合があります。

言葉による抑圧
子供に対して侮辱的な言葉や、子供を馬鹿にするような言葉を口にし、不必要に傷つけた挙句に、「○○のためを思っていった」「こんなことでは将来ダメになるからしつけとして言った」というように、自身の暴言を正当化しようとする傾向がみられる場合も多いようです。
毒親が原因となる子供の5つの精神疾患
うつ病
自分に対して自信が持てなくなったり、常に親からの押しつけやプレッシャーに精神的に無理がかかりうつ病を発症してしまう場合があります。

自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害とは、他の人の気持ちを考えることができず、あくまで自分中心の行動パターンを取るものです。

本来の自分自身を認め、愛することができない傾向があることが多く、毒親から不当なまでに多大な期待を受けて育った場合などにこういった傾向が現れることがあります。

摂食障害
毒親から体型に対する無遠慮なコメントなどがあったことをきっかけとして摂食障害を発症してしまうことがあります。

ひきこもり
他人との付き合いが怖くなったり、毒親から友人関係を干渉されたりしたことなどから、引きこもりになってしまうケースもあります。

セックス依存症
自分の生活に満たされなさ、不安感が強いことから、セックスに依存することによって一時的にでもそれから逃れようとするケースがあります。
毒親の3つのタイプ
無関心型
子供に必要な食事、洋服や学校の費用、入浴など親としての責任を果たさないものを言います。

過干渉型
子供を自分の一部であるかのように扱って、子供の意思を尊重せず、監視したり管理するものです。

病んでる型
夫婦間の問題や体の不調などを理由として、反対に子供に自分の世話をさせるように仕向けるものです。
毒親に悩む子供たちに対する治療法
親子関係による子供の精神的な問題に関しては、児童精神科で相談・治療を行うことになります。

うつ病などを発症している場合はそれに対して治療を行うこともありますが、主に親子関係の環境調整などが治療の内容になります。

場合により、児童相談所や学校なども一緒に治療を行っていくこともありますね。
毒親から解放されるためには
自分が毒親の影響下にあると思われる場合は可能な限り、距離を置くこと。まだお子さんの場合は、信頼できる大人に一刻も早く相談する必要がありますね。
医師からのアドバイス

毒親の中には、自分が毒親であることに気付いていないケースも数多く見受けられます。子供に対して自分が適切に接しているか自信がなければ、周囲の率直な意見や、専門家の意見をぜひとも求めてもらいたいと思います。

(監修:Doctors Me 医師)

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