日本人の平均睡眠時間は?問題視される不健康な生活習慣

日本人の平均睡眠時間は?問題視される不健康な生活習慣

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日本人は世界でトップクラスの“睡眠不足国家”なんて言われています。 最近はグローバルな職場も増えてきているので、職場の中にさまざまな国籍の人がいる場合、周りの人と睡眠談義をして自分たちの睡眠時間が短いことに驚かされるかもしれません。

ただし、これは日本だけに限ったことではなく、アジア・オセアニア地域には他にも睡眠時間が短い“睡眠不足国家”があるようです。



時差ボケ解消アプリ『ENTRAIN』調べによると、世界一睡眠時間が短い・睡眠不足の国は日本

アメリカのミシガン大学が、独自に開発した時差ボケ解消アプリ『ENTRAIN』を使用している世界100カ国の8070人の睡眠データを採取・分析したところ、お国柄によって異なる面白い睡眠事情が見えてきたそうです。


『ENTRAIN』は、就寝・起床時間、旅行予定などを設定することで、時差ボケを調整できるというアプリ。このアプリは、生物の体内時計が眼の後ろにある約2万個のニューロン(神経細胞)によってセットされ、眼から入る日光などの光量によってコントロールされているというメカニズムを応用して作られています。スマホのライトを日光に見立てて点灯させることで体内時計を調整し、時差ボケの解消を手助けしてくれるのだそう。


ENTRAINユーザーから収集した就寝時刻、および起床時刻のデータから各国の平均睡眠時間を導き出したところ、世界で最も睡眠不足だった国は日本とシンガポール。どちらの国も睡眠時間は平均7時間42分。反対に、最も睡眠時間が長かったのはオランダで8時間12分だったといいます。


30分ほどの差ではありますが、これはあくまでENTRAINユーザー内での数値。ENTRAINを使用している人は睡眠に関して意識が高いと考えられるので、一般的な日本人は、平均よりもっと短い睡眠時間になるかもしれません。


また、世代別にみると、睡眠時間が最も短いのは中年男性で、その多くが7〜8時間睡眠。性別では女性の方が睡眠時間が長く、男女全体の平均時間よりも30分長いという結果が出ているそうです。また、日中に室内で働く人は、屋外で働いている人に比べ、睡眠時間が短くなる傾向が強いことも判明しています。

つまり、ENTRAINユーザーからの収集データのみの分析結果によると、世界的に見て、最も睡眠時間が短い傾向にあるのは、オフィスワークが多い日本の中年男性といえますね。


さまざまな項目で世界の人々の睡眠時間を比較したこの研究ですが、国別で最も差が大きかったのは就寝時刻でした。専門家はその理由について、「出身国の社会や文化状況の圧力を受けているから」と述べています。なんでも社会的事情などが睡眠に影響を与え、差が生じているのだそうです。


長時間労働が多い日本では、平日の睡眠時間が短いため、睡眠不足が当たり前になってしまっている印象を受けますよね。社会環境が睡眠時間に影響を与えているとなると、日本社会で働いている限り、あるいは社会や文化が変わらない限り、睡眠不足を解消するのはなかなか難しそう…。



睡眠不足なタイ人。“ネット依存症”と“不健康な食生活”が原因で睡眠時間が短い模様

それでは、環境や文化が似ているアジア・オセアニアに絞って睡眠時間を比較してみると、どうなるのでしょうか。

香港、中国、タイ、シンガポール、オーストラリアなど、アジア・オセアニアの18ヵ国で、個人および企業向け生命保険などを提供しているAIAグループが行った、世界15カ国の10000人を対象にしたライフスタイル調査の結果を見てみましょう。


平均睡眠時間が最も短いのは、タイ、マレーシア、韓国の6.3時間。その中でもタイの人は、プライベートでネットサーフィンに費やしている時間が1日平均5時間と、対象国で最も長かったといいます。


タイの人たちの睡眠事情を詳しく調査をしてみると、理想の睡眠時間は平均7.7時間だったそう。理想と現実の差が1時間以上もあるということですね。やはり、インターネットの閲覧時間が長いことが影響しているのでしょうか?


そんなインターネットにのめりこむ生活について、タイの人たちは健康に悪いと自覚している様子。不健康だと思う理由としては、「運動時間が減るから」(83%)、「睡眠時間が減るから」(81%)、「姿勢が悪くなるから」(81%)という回答が…。


さらに、睡眠不足の要因になっているかもしれないのが、タイの人たちの食生活です。

不健康な食生活をしていると認めている割合がなんと90%にのぼり、具体的には「ジャンクフードが多い」89%、「常に食べたり飲んだりしている」84%、「夕食の時間が遅い」82%という結果を示したそう。


食事のタイミングは身体のリズムを整えるために重要なこと。夕食の時間も睡眠の質に直結します。食事の内容も、多少なりとも睡眠の質に影響しますし、タイの人たちはもう少し気を使ったほうがよさそう。せめてヘルシーな食品を選べば、睡眠の質もよくなってくるのでは…。

ところが、タイの人たちはヘルシーな食品に対して、あまりよいイメージがない様子。

「ヘルシーな食品は高すぎる」89%、「そういう食品はおいしくない」76%、「手に入りにくい」71%、「調理に時間がかかる」67%と、否定的なイメージを抱いている人が多いことが明らかになりました。


まだ日本ほど健康への意識が高くないのか、自分たちのライフスタイルが不健康であると気づいていながら、なんだかんだと理由をつけて改善しようとはしていない…そんなタイの人々の姿が浮かび上がってきました。


世界的にみても短い私たち日本人の睡眠時間。睡眠不足の原因は多岐にわたります。

タイの人たちと同様、私たち日本人も身体に悪いと知りながら、ついつい寝る前に長時間スマホを見続けるといった悪い癖がついてしまい、睡眠不足の状態になっていないでしょうか?

タイの人々の姿を反面教師にして、食生活、寝る前の過ごし方などを振り返り、少しでも健康的な生活にしていきたいですね。


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