小林麻央さん乳がんサバイバーと出会う 闘病する人々のネットワーク

小林麻央さん乳がんサバイバーと出会う 闘病する人々のネットワーク

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2016年10月13日(木)乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんのブログでは、同じ乳がん患者と会ったことが書かれておりました。

同じ病気を持つ人と直接会って話すことははじめてだそうで、乳がん患者としてのこころの話が出来たと、とても癒された様子でした。

このようにがんと診断された方たちを「がんサバイバー」と呼びます。今回はこのがんサバイバーについて医師に解説をしていただきました。
がんサバイバーとは

がんサバイバーとは、がんと診断されたかたすべてを表す言葉で、80年代に米国で生まれたコンセプトです。

家族など、その患者さんをサポートする人たちを含めた広い概念で考えられることもあります。
サバイバーケアプランとは

国で治療者とサバイバーの団体が共同で開発を進めているもので、これまでの治療履歴をひとつにまとめたものを指します。
乳がんサバイバーの身体面リスク
手術後の神経のダメージによる痛み
こちらは容易に想像がつくと思います。

倦怠感
5年以上の長期にわたって倦怠感が出る方も3割程度います。

更年期様症状
ホルモンに影響を与える治療薬の副作用として現れます。

体重の増加
原因はわかっていませんが、みられることが多いです。

リンパ浮腫
わきのリンパ節を取ることによって現れることがあります。
乳がんサバイバーの精神面リスク

再発の不安
これは非常に大きいものです。

喪失感
乳房を失った場合はもちろん、そうでなくても喪失感や深い悲しみに襲われることがあります。

恋愛や性生活
なかなか乳がん後の自分に慣れなかったりして、消極的になる場合があります。

セルフイメージの変化
今までの自分とは異なる自分になったような感覚を覚える方もいます。

日常生活に戻る不安
治療を終えて、仕事や家庭、学校などに戻るときに不安や気おくれを感じるものです。
乳がんサバイバーの生活面リスク
職場や学校への復帰
治療との両立や、休学・休職後の復帰の問題があります。

温泉での入浴
こちらも悩まれる方が多いです。

水着や露出度の高い服
乳房を切除し、再建を行っていない場合は気になる方が多いと思います。

家庭
体力的な問題などもあり家庭内のことをこなすのにもしばらくリハビリ期間が必要です。

周囲との関係
がんに罹患したことを知っている方も、相手が腫れ物に触るような対応であったり、逆にまったく配慮のない態度であったりすると関係がぎくしゃくする場合などもあります。
乳がんサバイバーに関わるネットワーク

サポートグループ
同じ悩みをもつ方のグループです。年齢層や、子供の有無など特定の条件を持った乳がん患者さんによって構成されるグループもあります。

コミュニティ
インターネットでも、実際の会などでも、若年性の方、金銭的な悩みのある方などにターゲットを絞った集いがたくさん誕生しています。

イベントや講演
がんサバイバーの方が演者となって行う、非常に実際的な内容の講演会なども全国各地で行われています。

企業間での動き
がんサバイバーの方の生の声を聴いて、より使い心地の良いニーズの高い商品(様々な特長をもった胸パッドなど)を開発しようという動きが広がっています。

(監修:Doctors Me 医師)

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