親知らずは必ず抜くもの? ケア方法はあるの?

親知らずは必ず抜くもの? ケア方法はあるの?

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親知らずの生え方には個人差があります。上下左右4本あったり、あるいはどこか1本しかなかったり…。
また、レントゲン撮影で初めて、表からは見えない埋まっていた親知らずが見つかることもあるようです。

今回は、親知らずの扱い方・ケアについて、歯科医師に詳しい話を聞いてきました。
「親知らず」とはどんなもの?
その昔、親知らずも「使える歯」だったようです。しかし食生活の変化などでだんだん顎が小さくなり、現代では親知らず自体が退化してきている、というのが通説のようです。

親知らずは、歯列が揃った後、だいたい16才以降にならないと生えてきません。そのため、歯列からずれて歯が生えることが多くなります。
親知らずを抜かなくていい場合とは
手前の大臼歯(だいきゅうし)と同じように歯が並び、咬み合う歯があれば、親知らずも奥歯として使える歯になります。

きちんと歯磨きができれば、親知らずでも長く使うことができるのです。また虫歯になった場合も、治療の器具が届けば、通常の虫歯の治療をすることもあります。

親知らずを利用できる場合も
その他にも、以下のように利用できる場合があります。

・手前の大臼歯のブリッジに利用
・親知らずを、他の歯と歯のすき間に移植する
・義歯・インプラントの治療で使用する

ただし、親知らずや治療する箇所の状態によって、必ずしも親知らずを利用する治療ができるわけではありませんので、担当の歯科医師に相談してみてください。
親知らずを抜いた方がいい場合とは
虫歯のリスクがあるとき
以下のような場合、虫歯のリスクが高くなります。

・親知らずが手前の大臼歯とずれて生えている
・咬み合わせの面の方向が揃っていない

親知らずがあるために手前の大臼歯を虫歯にしてしまうのであれば、時期を見て親知らずを抜いてしまった方がいいでしょう。

歯肉が被っていて痛みがあるとき
また、虫歯以外のトラブルもあります。

・奥歯が痛いと感じる(でも虫歯の痛みではない)
・奥歯の歯肉が腫れる

咬むと痛むとき
親知らずが斜めに生えている場合は、それとぶつかる歯を前方に押してしまうこともあります。
すると、ぶつかって押されている歯の咬み合わせがずれて「咬むと痛い」という症状が出ることもあります。

痛みが長く続いたり、以前よりひどくなったら、やはり親知らずを抜いた方がよいでしょう。
どうする? 親知らずのケア方法
親知らずは位置的に一番奥にあるので、磨きづらいことがほとんどです。鏡で見ても確認しにくく、頬粘膜や顎の骨があるので歯ブラシがなかなか上手に届かないということもあります。

下記の歯ブラシを使用することで、口の奥まで届きやすくなるのでおすすめです。

・ヘッドが小さく柄が長い歯ブラシ
・毛束が小さい「ワンタフト」というタイプの歯ブラシ

歯肉が被っている場合
親知らずは、大部分を歯肉が被っている場合も多くあります。やわらかい歯肉とかたい歯の境目は磨きづらく、プラークも溜まりやすいので、炎症が起きやすくなります。
しかし、力任せに磨くと歯ブラシで歯肉や歯を傷つけてしまうことがあります。

歯と歯肉の境に毛先が届くように、毛先の長い歯ブラシも併用するとよいかもしれません。そして、手前の歯との間には、必ずデンタルフロスを通すようにしましょう。
最後に歯科医師から一言
歯科医院で定期検診に行かれた際に「親知らずがあるか、ないか」を歯科医師に確認してみましょう。
もしあるのなら、ちゃんと磨けているかどうかまで確認してみてください。

「親知らずは必ず抜かなければならない」というわけではありませんので、担当の先生に相談してみてくださいね。

(監修:Doctors Me 歯科医師)

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