ムダ毛処理が原因にも…厄介な「埋没毛」の正しい対処法

ムダ毛処理が原因にも…厄介な「埋没毛」の正しい対処法

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ムダ毛の処理をする際、毛穴からきちんと出ていない、角質に覆われたような毛を発見したことはありませんか?


もし、そんなムダ毛をみつけたら「埋没毛(まいぼつもう)」かもしれません。


今回は、埋没毛の原因や対処法はもちろん、気になるリスクなども医師に教えて頂きました。






埋没毛とは



毛は皮膚を貫くように開いている毛穴を通っています。毛穴の底には毛を生み出す毛母細胞があり、いわゆる毛根と呼ばれる部分があります。


毛は毛根の細胞が分裂して生まれ、毛穴を通って皮膚の表面を目指して伸びていきますが、何らかの理由で毛穴の出口が塞がれてしまうと、皮膚の表面に出ることができず、毛穴の中でとぐろを巻くことになります。これが埋没毛(埋もれ毛)と考えられます。




埋没毛の原因



乾燥、ムダ毛の処理などが原因で皮膚表面を傷つけてしまうと、傷を修復しようとして角質が増え、毛穴の出口をふさぐことがあります。




埋没毛ができやすい部位

全身どこにでもできますが、ムダ毛処理をすることが多いワキ・すね・腕・陰部などにできやすいと言えます。




埋没毛を放置した場合どうなる?



皮膚表面の細胞の入れ替わりとともに、毛穴の出口が再度開き、埋没毛でなくなる場合もあります。


しかし、毛穴は毛の他にも皮脂の出口としての役割も持っているため(汗の穴は毛穴とは別にあります)詰まった毛穴の中に皮脂が詰まり、炎症や感染を起こしてニキビや毛嚢炎を起こすことも考えられます。


膿が溜まり、赤みを伴って腫れ、痛みがあるようなら、手術で切って膿を出す必要がある場合も出てきます。




誤った埋没毛の処理によるリスク




感染・炎症
自分で皮膚を針で突いたり、ピンセットでほじくったりして毛を無理に抜こうとすると、さらに皮膚に傷をつけ、感染・炎症が起こりやすい状態になる可能性があります。


色素沈着
炎症が長引けば色素沈着を残すこともあります。




埋没毛の治療法

専門科目
皮膚科、美容皮膚科、スキンクリニックなどがおすすめです。


治療



レーザー光線や針脱毛による処理を行う場合が多いと思われます。皮膚表面の角質を落とすピーリングを使用する場合もあります。


埋没毛を治療する判断基準



見た目が気にならず、赤み・痛み・腫れがなく、見た目上も気にならないようなら、絶対に治療をしないといけないという訳ではなく、保湿をして様子を見るので良いと思われます。


皮膚の入れ替わりと共に、毛穴が開通して毛が頭を出すのを待つか、皮膚科で処置を受けることをお勧めします。




埋没毛の対処法・予防法


保湿



普段から保湿を心掛け、入浴後にボディクリームや保湿ローションを使用しましょう。特にムダ毛処理を行った後は、どのような方法であっても、保湿が重要です。


体を手で洗う



ブラシやナイロンタオルでゴシゴシ洗うと皮膚を傷つける可能性があるので、石鹸を泡立てて手で洗うようにすることがおすすめです。


カミソリ処理に注意する



カミソリで処理する場合、よく切れる刃を使い、シェービングローションなどを十分使用して肌との摩擦を減らします。


何度も刃を肌の上に滑らせたり、毛の流れに逆らうように逆から剃ることも控えましょう。




最後に医師から一言



体毛の処理には様々な方法があり、それぞれに利点欠点があります。多くの方が毛にまつわる悩みを持っておられるにも関わらず、命にかかわる病気ではないため皮膚科でも後回しにされがちです。


脱毛に関係するトラブルに対応するため、皮膚科の学会もできています。


(監修:Doctors Me 医師)




参考文献

・日本医学脱毛学会