スマホでトレードする主婦が急増中!話題の「金」取引最新事情

スマホでトレードする主婦が急増中!話題の「金」取引最新事情

@DIME アットダイム

金(ゴールド)といえば、我々の生活においてあまりなじみ深いものではない。お目にかかるのは、ハリウッド映画や漫画などで、たまに出てくる金の延べ棒くらいだ。そんな金が今、世界的に購買が急増しているという。英国オンライン金取引サービスの日本正規代理店であるブリオンジャパンの社長に、今トレンドの「金」事情について聞いてみた。

■金取引なら夫からオッケーサインが!?

「トレード?ああ、“金”ならいいよ」

バーチャルなスマホゲームに物足りなくなった専業主婦たちが、いま金(ゴールド)取引に夢中だという。普通、主婦がトレードなんて言ったら、夫が良い顔をしないのではないか?と不安になるが、実際、夫から「金ならいい」と承諾してもらっている主婦もいるという。金は株などと比較して価格が安定していることから、“怪我”をせずに済むし、射幸的な楽しさがない分、夫も安心なのかもしれない。

金取引は、オンラインで24時間行えるとはいえ、実際、取引量が多いのは日中だ。その点、専業主婦が家事の合間に行うには、格好のゲームといえるのだ。

■「金」は安定的な価値を持つ

専業主婦たちがゲーム代わりに金取引ができる理由は、金(ゴールド)特有の、その特徴にある。

世界的に見れば、戦争やテロ、金融危機などの有事に備え、投資家がリスク回避として金を所有するのはごく当たり前のこと。また、インフレで物価が上がると通貨の価値が下落するため、金価格が上がる傾向があることも、金の大きなメリットだという。

そして金という鉱物としてのメリットもある。金は、世界で価値が認められていることから換金性が高く、価値を失うことがない。

英国から2005年にはじまったオンライン金取引サービス「ブリオンボールド・サービス」の日本正規独占媒介代理店ブリオンジャパンの平井政光社長によれば、今、日本の投資家の中でも、塩漬けにしていた株を、金(ゴールド)に換えるといった動きが出てきているという。ただ、現段階では、「とりあえずの投資先」として、金を持っておくというニーズが多い。

金融、経済に詳しくなくても、今の世界の経済状況を見ると、先行きが不安なのは誰もが感じていることだ。そんな今、金は資産として選ばれているという。

■金の購買実態 なぜ選ばれているのか?

すでに日本でも主婦たちが目をつけている金。今後、ますますその安定した価値に注目が集まり、もっと金が身近になるかもしれない。

しかし日本には、金を買う文化はそれほど根付いてない。一部、不安のある人だけに買われてきたものだ。

金取引オンラインサービスの利用者の実態を平井社長に尋ねてみると、「家計が余ったから」「生命保険や医療保険代わりに」という理由で金に換える人が多いという。

また、何かに投資したいと思っていたところ、安定的だと知ってマンション・アパートや定期預金の代わりに金を選んだという人もいるという。いずれにせよ、今は、「とりあえずの投資先」として、金が選ばれているようだ。

■金(ゴールド)は遠くに保管しておくべき理由とは?

 

金といえば、ハリウッド映画やルパン三世などでよく見る「金の延べ棒」がイメージされる。金を購入すると、あのような金の塊(金地金)が、スイスのチューリッヒにある保管所などに保管されることになる。

金をお金に換算すると、1キロ約430万円、1グラム約4300円になるという。果たして、実際、買った金はどれくらいの大きさになるのか、ぜひ手元に置いて眺めてみたいという密かな憧れがわいてくる。

しかし、ブリオンジャパンでは、この金地金を実際に取り寄せた例は、過去に1件だけだったという。通常、取り寄せには送料がかかることに加え、売却時に品質確認の手間も発生するので、サービス内で売却して現金にしたほうがコスト減になる。

また、日本には地震や台風などの天災が多いため、金の現物を手元に置いておくのは不安が大きい。金はもともと非常に安定している物質で、品質的に劣化するということはないが、物理的損傷を受ける可能性がほかの土地と比べて高いことが懸念としてある。

金を買ったら、安心できる保管所に置いておくのが賢明といえそうだ。

2016年春、米国の金の輸入量が急増するなど、世界的に金への注目が高まっている。その波は、おそらく日本にもやってくると予測されている。なにげなくゲーム代わりに金取引をスマホで楽しむ主婦たち。時に、生活に密着する女性たちは、「先見の明」を発揮するともいわれる。
安定した資産として特異性のある金を、投資先の一つの選択肢として、いち早く押さえておくのもいいかもしれない。

(取材協力)
BullionJapan株式会社
金のオンライン取引サービスであるブリオンボールト・サービスの日本における取引サポートやプロモーションなどの顧客コミュニケーションを独占的に行うほか、日本における商品、主に金取引に関する情報発信を行う。
http://bullion-s.jp/lp/

取材・文/石原亜香利

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