ワーキング・ホリデーの人気渡航先ランキング

ワーキング・ホリデーの人気渡航先ランキング

@DIME アットダイム

 ワーキング・ホリデー制度は、1980年12月に初めてオーストラリアと日本の間で開始された。現在14か国の協定国があり、18歳から30歳の日本国民に1〜2年の滞在許可が下り、その間に就学、就労等の海外渡航をすることが可能な制度だ。観光ビザ、留学、学生ビザ、就労ビザとは異なった若者限定の特別なビザで、どこに滞在しても、どこを旅行しても、仕事をしても、語学学校に通っても良いという自由度の高いビザが取得できる。

 2000年初頭に海外ブームが到来し、渡航者が2万人に到達したが、2008年のリーマンショック以降、渡航者が減少傾向にあった。しかし近年3年連続で増加しており、2013年度のVISA発給部数はリーマンショック時と並ぶ2万845人に到達し、ワーキング・ホリデー制度に再度注目が集まっている。

 ワーキング・ホリデー制度を支援し促進している非営利団体、一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会(JAWHM)が、2014年6月〜2015年5月までにセミナーに参加した人のアンケートをもとに、「2015年人気渡航先ランキング」を集計したところ、栄えある第1位には大自然の中、治安も衛生面も抜群に揃っている「オーストラリア」が選ばれた。第2位にはウィンタースポーツが盛んな「カナダ」、第3位には英語発祥の地「イギリス」、第4位には「ニュージーランド」、第5位には「フランス」とワーキング・ホリデー受け入れ先でメジャーな国々がランクインする結果となっている。

 特に注目すべきは、第7位にランクインした「アイルランド」。ヨーロッパ圏でワーキング・ホリデー制度があり、かつ公用語が英語なのはイギリスとアイルランドのみ、さらにイギリスは抽選方式のYMSでのビザ取得になるため、抽選がない「アイルランド」へ行く人が年々増加傾向にある。音楽やアート系も盛んであり、イギリスに比べると物価が安く、国や街が小さいため、落ち着いた環境で生活することができる「アイルランド」が人気を集めていることがわかった。

【2015年人気渡航先ランキング】
※計測期間:2014年6月〜2015年5月 集計数:25576件

■第1位 オーストラリア

コアラ、カンガルー、エアーズロック、グレートバリアリーフなど広大な大地に広がる美しい自然があり、さらに世界遺産が17カ所も登録されている大自然に囲まれた国「オーストラリア」。オーストラリアは治安がとても良く、衛生面・医療面においても世界最高水準の国と言われている。日本語が通じる病院も数多くあり、安心して生活することができる。メルボルンに関しては、3年連続「世界一住みやすい国ランキング」の1位に選ばれている。オーストラリアでのワーキングホリデー最大の魅力はなんといっても高い教育水準を保持している点。ほとんどの大学が国立/州立のため、教育の質に関する管理が徹底されており、語学習得に集中することが可能だ。

■第2位 カナダ

アメリカに近く、ウィンタースポーツが盛んな国「カナダ」。ワーキング・ホリデー渡航先で一番多い地域はバンクーバーだ。世界でも有数のスキー場ウィスラーまで約3間とあり、スキー・スノーボードには最高のロケーション。またナイアガラの滝を有するトロントであれば、アメリカ・ニューヨークまで飛行機で1時間半と憧れのアメリカに気軽に行ける距離も人気の一つ。カナダでのワーキングホリデー最大の魅力はなんといっても世界に誇るエンターテイメントの街であることだ。映画、アート、ミュージカルだけではなく、MLB(野球)やNBA(バスケットボール)などのスポーツも盛んなため多種多様に自分の視野を広げることができる。

■第3位 イギリス

アートやファッション、音楽、スポーツなどの文化的楽しみが多く、首都ロンドンは世界の金融の街としても有名な「イギリス」。 様々な文化の発祥の地で知られるイギリスは、数多くの芸術品や建築物だけでなく、ファッションや音楽などの聖地としても知られている。歴史ある街並みと最先端の文化が混ざり合っている特殊な文化とも触れ合うことができる。イギリスでのワーキングホリデー最大の魅力はなんといっても英語発祥の地であること。オックスフォードを始め極めて長い歴史を持つ学校が多く、品があり、格式を感じさせるブリティッシュ英語を学ぶことができる。

■第7位 アイルランド

英語を学ぶためにドイツやフランス、イタリアなどから生徒が集まるのでより国際的な経験を積むことができる「アイルランド」。ヨーロッパ圏へも飛行機で1〜2時間というアクセスのため、気軽に旅行を楽しめる。また多くの外資系企業がアイルランドで展開されているので、企業でしっかり英語力をつけてインターンなどを経験することができ、帰国後の就職や、海外の就職に繋げることができる。アートソープや家具など、アイルランドの芸術分野の人気が高く、さらには音楽との繋がりも深くケルトミュージックを学ぶことが可能だ。

 

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