震度5以上の地震経験者の半数以上が「心のゆれ疲れ」ストレスあり

震度5以上の地震経験者の半数以上が「心のゆれ疲れ」ストレスあり

@DIME アットダイム

2016年4月に発生した「平成28年熊本地震」では、震度7の地震が2回も発生したほか、震度1以上の地震はこれまでに2000回以上観測されている。このような繰り返し発生する余震は、強い揺れが再び発生するかもしれないという不安や、家がきしむ音など、被災者に対して強いストレスを与えると言われている。大地震後に発生する連続的な余震により、住宅が繰り返しの地震を受けることで耐震性能が低下する「ゆれ疲れ」に着目した大和ハウス工業は、「安全・安心」な住まいの提供に役立てるため、住宅購入検討者を対象とした防災意識や心的ストレスについての実態調査を実施。地震のゆれの影響で、体調不良や精神的なストレスを感じることを「心のゆれ疲れ」と定義し、その経験の有無を調査した結果、過半数の人が「心のゆれ疲れ」を経験しているという結果が得られた。

■住宅だけでなく、心も「ゆれ疲れ」している

地震の「ゆれ」の影響で、体調不良や精神的なストレスを感じることを「心のゆれ疲れ」と定義し、震度5以上の地震経験者に「心のゆれ疲れ」の経験の有無を調査したところ、52.1%と、過半数の人が「心のゆれ疲れ」を経験しているという結果が得られた。

また、「心のゆれ疲れ」を感じた具体的な項目として、「地面は揺れていないのに、揺れているように感じる」、「家の倒壊が怖い」などが挙がった。

【「心のゆれ疲れ」についてのアンケート結果】

(1)「地面は揺れていないのに、揺れているように感じる」

(2)「家の倒壊が怖い」

(3)心的ストレス等

■防災対策に関する知識はあるが、実行できていない

地震対策について、「知っていること」と「実践していること」のそれぞれの割合について調査。「家屋の耐震化や耐震診断を行なう」について、53.6%が「知っている」と回答した一方、「実践している」という方の割合は5.0%と、「知っていること」と「実践していること」に大きな差異が見られた。

■耐震住宅に関心はあるが、耐震の内容については知識不足

将来、戸建住宅に住む場合に検討している地震対策として、「耐震住宅を選ぶ」が53.3%と過半数を超える結果となった。

しかし、「住宅の耐震等級」について知っている人の割合は12.3%、「耐震・制震・免震の違い」を理解している人の割合は23.8%と低い。地震対策について関心がある一方、地震対策について理解している人は少ないことがわかった。

■防災対策の実践は、地域によって大きな格差あり

地震対策として実践していることを、北海道、東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方の8つの地域に分けて集計。全11項目のうち、「食料や飲料水を準備する」、「携帯ラジオ、懐中電灯、医薬品などを準備する」などの8項目において、関東地方が最も高い割合で実践していることがわかった。一方で、北海道および中国地方では、4項目において実践している割合が最も低くなった。

【エリア別 実際に防災対策として実践していること(対象1035名)(単位:%)】

■認知されていない「地震の被害予測」と「自治体による災害対策」

居住地域での「地震の被害予測」に関する認知度は全体で39.2%であり、「自治体による災害対策」の認知度は25.5%となった。また、エリアごとに見てみると、「地震の被害予測」については、四国地方が高く、「自治体による災害対策」では、関東地方が高い結果となった。

【調査概要】
実査時期:2016年8月6日(土)〜8月7日(日)
調査方法:インターネット調査
調査名称:「地震災害に関する防災意識の実態についてのアンケート」
調査対象:全国/新築戸建住宅(注文住宅・建売住宅)購入検討者
回答者数:1035名

文/編集部

 

 

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