もしかして損してない?ファイナンシャルプランナーに聞くショップのポイントを賢くためるコツ

もしかして損してない?ファイナンシャルプランナーに聞くショップのポイントを賢くためるコツ

@DIME アットダイム

コンビニ、ドラッグストア、スーパー、レストラン、食料品、衣料店などでは、ポイント制度がさかんに取り入れられている。ポイントカードやアプリを作って地道にためてはいるものの、本当に得しているのか定かではないのが現実ではないだろうか。

もしかしたら、ポイントにこだわるあまり、損してしまっている可能性もある。そんなポイントの落とし穴と、効率的に早くためるコツをファイナンシャルプランナーに聞いた。

■そのポイントのため方、損しているかも?

ショップのポイント制度を活用するために、カードやアプリでコツコツポイントをためている人は多いだろう。ポイントがたまるたびに「得した」と感じる。いつかそのポイントで何かと交換するのも楽しみだ。しかし、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんによれば、ポイントをためるときには、ある落とし穴があるという。

「ポイントをためるときに陥りがちなのが、ポイントが買い物の基準になってしまうことです。ポイントをためる店は、いくらあっても問題ないですが、そのポイントに左右されて買い物をしてしまうと、一見得には見えても、満足度や現金の面で損することもあるのです」

●満足度の損

「例えば、『今日はブルーベリーのヨーグルトが食べたい』と思い、コンビニに行ったら、たまたまプレーンヨーグルトのポイント10倍キャンペーンがやっていた。それを見て、ポイントに惹かれ、ブルーベリーはやめてプレーンを買ったとします。でも、家に帰って食べたらやっぱりブルーベリーのほうがよかったとなる。その場合、ポイント分は得したかもしれませんが、満足しなかった、という損も起きてきます」

●ベースの購入金額の損

「同じ例で、満足しなかったことで、さらにブルーベリーのヨーグルトを買うことになれば、その分、現金の損がでます。このように、ポイントがプラスされても、ベースの金額のほうで損するというケースはよくありますので、逆転しないように注意してください。

例えば、同じ商品でも、100円の店と120円の店があって、120円の店のほうがポイントがよくたまるという状況があったとします。ポイントを基準に買い物をすると、120円のほうを選んでしまいますから、20円分損することになります。

もちろん、ポイントで20円以上還元されるのであれば損とまではいかないかもしれません。ポイントで得するためには、このあたりの計算も必要になってきます」

このように、ポイントを基準に買い物をすると、ポイントにつられて欲しくないものを選んでしまったり、ベースの金額への判断が甘くなったりする可能性があるため、注意が必要だ。

一番いいのは、ポイントでいくら還元されるのかを把握して、購入する金額と共に、損得を比べてから買うことだ。しかし、普段、そのような余裕がないのであれば、「こっちのほうが高いけど、ポイントがたまるから」というポイントに釣られた判断で買い物をするのは避けたほうが良さそうだ。

■ポイントを効率的にためるテクニック

ポイントをためるときの落とし穴が分かったところで、次は効率的にポイントをためる方法を考えたい。どうすればポイントを効率的にためることができるのだろうか? 風呂内さんはこう教えてくれた。

●複数のショップを会員IDで連携させてポイントのとりこぼしをなくす

「先ほどお話しした“ポイント基準”の買い物で損しないためにも、普通に買い物をしているだけで、自然にたまっていくしくみをつくってしまいましょう。ポイントカードを会員IDと連携させて、他の店やオンライン、公共料金など、あらゆる場所でためられるようにして、ポイントのとりこぼしをなくします。

例えば、TポイントにYahoo! JAPANのIDを紐付けるとTポイントがYahoo! ショッピングやロハコなどでもたまるようになりますし、PontaにリクルートIDを紐付けるとホットペッパーなどでもPontaポイントが使えるようになります。

どちらも、サービスを利用するたびに自動的にポイントがたまるため、“いつの間にか、こんなにたまってた”と理想的な状態になります」

●4大ポイントカードは、アプリで持っておく

「dポイント、Pontaポイント、Tポイント、Rポイント(楽天スーパーポイント)」の4大ポイントは、アプリで持っておくといいですよ。財布に入れてかさばるのを防げます。ちなみにネットショッピングはブラウザではなく、専用アプリ経由で買い物をするだけで、ポイントが倍増するものもあります」

●普段よく行く店のポイントカードだけ持つ

「ポイントカードが財布の中でかさばり、管理がむずかしいという人は、一週間に2回以上など、よく行く店のポイントカードだけ持つのもいいでしょう。ポイントカードはいくつ作ってもいいですが、本当によく行く店のカードだけ財布に入れて、あとは机の引き出しなどにしまっておくといいですね。使うポイントカードがしぼられて、効率的にためられるでしょう。もちろん、ポイント基準の買い物にならないように注意しながら活用してください」

いかがだろうか。ポイントを効率的にためるには、「自然な買い物」プラス勝手にたまっていく仕組みを作ってしまうことにある。ぜひ今一度、ポイントがたまるしくみを見直してみよう。

取材協力/風呂内 亜矢(ふろうち あや)さん
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。
26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。著書に『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』など。http://www.furouchi.com/

取材・文/石原亜香利

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