ひとり暮らしの人が風邪を引いた時、早く治す方法

ひとり暮らしの人が風邪を引いた時、早く治す方法

@DIME アットダイム

一人暮らしで風邪を引いたとき、どう対処しているだろうか? 経験したことのある人は、きっと心細い思いをしたはず。とくに高熱が出たときに、食事も洗濯もすべて自分でやらないといけないのはしんどいものだ。そこで、一人暮らしのときの風邪対処法と、風邪を早く治すための方法を医師に聞いた。

■一人暮らしで風邪を引いたときに困ること

一人暮らしで風邪を引いたことのある人は、一度は経験したことがあるだろう。あのひとりぼっちの心細さといったらない。とくに右も左もわからない学生時代、一人で上京した身であれば、「このまま死ぬのではなかろうか…?」と本気で思ったりするものである。健康というものはいかにバカにできないかが分かる。

一人暮らしのときに風邪をひくと、特に困ることを挙げてみよう。

●食事が3食分、満足に用意できない
●夜中、汗をびっしょりかいたときに一人で取り換えるのがむなしい
●病院へ出かけるのが妙に大仕事に思える
●食材が尽きてもスーパーへ買い出しに行くパワーも気力も出ない

きっと多くの人が同じ経験をしたことがあるはずだ。

■一刻も早く風邪やインフルエンザを治すための療養法

そこで内科医の梶原由美先生に、一刻も早く風邪やインフルエンザを治すための、一人暮らしの乗り切りかたを聞いた。

Q.高熱が出たときにまずやるべき行動は?

「高熱が出たときは、まず病院を受診しましょう。ウイルス性または細菌性の風邪か、インフルエンザ感染症なのかでお薬が違います。家では水分を良く摂り、横になって安静にしましょう」

●おたすけメモ
一人暮らしでつらくても病院だけは頑張って行こう。正しい診断を受け、適した治療、薬の処方を受ければ早期に治る。家では「水分」と「安静」を意識しよう。

Q.食欲がないときはどうすればいい?

「食事は、少し食べられそうなら、おかゆなど消化の良いものをゆっくりと食べましょう。脂っこい食事や刺激物は胃腸に負担をかけ、風邪の治りが遅くなります。食欲がなくて食べられないときは、スポーツドリンクやゼリーなどでも大丈夫です」

●おたすけメモ
おかゆはコンビニでもレトルト商品が売っているので、病院帰りにでも買って帰ろう。

Q.高熱が出たらどうすればいい?

「高熱は体力を消耗させてしまいます。そけい部や脇などに流れる太い血管をアイスノンなどで冷やすと熱が下がりやすくなります。解熱剤は、風邪とインフルエンザで使用する薬が異なるので注意が必要です。医師や薬剤師の指導を仰いでください」

●おたすけメモ
アイスノンの用意がないなら、近所のドラッグストアなどで入手しよう。ビニール袋に氷を入れたものをタオルなどで包んで使ってもOKだ。

Q.外出はどれくらいしてもいいの?

「体力消耗は免疫力を低下させます。外出はなるべく控えて、温かくして休みましょう。また、外出する際はマスクをして周りの方に感染しないよう配慮することが重要です。」

●おたすけメモ
熱が下がったとき、治ったと思ってつい外出してしまいがち。ぶり返さないように症状が治まるまでは安静にしておこう。

Q.シーツなどはどれくらいの頻度で取り換えるべき?

「汗をかいたら下着、寝間着などは着替え、シーツは汗で湿ったら交換するとよいでしょう。汗をたくさんかく場合はバスタオルを体の下にひいたり、背中に直接タオルを当てたりして汗を吸収すると不快なく過ごせます」

●おたすけメモ
バスタオルやロングタオルなどを活用して、うまく汗対策を行おう。洗濯が間に合わない場合には、100円ショップでもバスタオルが売っているので活用しよう。

最後に、梶原先生に、一人暮らしの風邪で一人苦しんでいる人に、メッセージをもらった。

「こじれる前に、早めに病院を受診して適切な治療を受けましょう。また、水分を良く摂って無理をせず休養することが大事ですよ」

ぜひこれらの正しい対策を行って、一刻も早く風邪やインフルエンザを治そう。ときには、家族や友人を頼ることも大切だ。無理して動こうとせず、安静を心がけよう。

取材協力/梶原 由美さん
日本内科学会 認定内科医、日本医師会 認定産業医、日本抗加齢学会 専門医、ICAA理事・アロマセラピスト、JAAアロマコーディネーター、金沢医科大学 医学部 卒、金沢医科大学病院にて小児科・内科研修、大阪・神戸・東京・福岡の病院で勤務後ジェネラルクリニック福岡開業。
http://generalclinic-fukuoka.jp/staff/index.html

取材・文/石原亜香利

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