マタニティーマークへの配慮は高まったものの、嫌がらせが怖くてつけない人も多い現状

マタニティーマークへの配慮は高まったものの、嫌がらせが怖くてつけない人も多い現状

@DIME アットダイム

マタニティマーク制定から10年。現在、マタニティマークを付けた妊婦への嫌がらせなどが取りざたされている。そこでベビカムは、妊娠・出産・育児情報サイト「ベビカム」において「マタニティマーク」についてのアンケートを実施。同社では2008年にもマタニティマークに関するリサーチを行なっており、今回の調査結果と比較することで、マタニティマークについての意識の変化や現状について改めて考察することにした。

■マタニティマークで配慮してもらえた人は、8年前と比べ約3割増加

「マタニティマークをつけていることで、周りの人に配慮してもらえますか(もらえましたか)?」と妊娠中にマークをつけていた564名の人に質問。「配慮してもらえた」人が66%だった一方、「いいえ」の人(配慮してもらえなかった人)も34%みられた。2008年5月の調査では、「配慮してもらえたことがある」という人が39%だったことと比較すると、配慮してもらえた人が約3割(27ポイント)増えている。

■マタニティマークをつけない理由は「嫌がらせなどが怖い」などがトップ

マタニティマークを「持っていたがつけなかった」「持っていない」227名の人に、その理由を聞いたところ、「嫌がらせなどが怖い」「席を譲ってほしいと訴えているようで抵抗がある」が同数で最も多く各33%であった。また、「公共交通機関で外出しないから」も19%あった。

■「妊婦様」に遭遇したことがある人は9%

近年「妊婦様」(妊娠を理由に、過剰な配慮を求めるなどの意味)という言葉が話題になったが、「実際にそのような態度をとる人に、遭遇したことはありますか?」と伺ったところ、実際にそうした態度の妊婦さんに遭遇した人は9%だった。「席を譲ってもお礼を言わない」(31歳・東京都)「(混んでいるのに詰めようともせず)産婦人科の椅子を3つ使っていた」(29歳・栃木県)といったもののほか、「職場で、何かあったらどうしてくれるんだと一切の立ち仕事を拒否」(30歳・東京都)など、交通機関だけでなく職場などでも「妊婦様」と感じられるような態度や行動が見られたという声が寄せられた。

アンケートでは、マタニティマークに対する意識について、当事者である妊婦や妊娠経験者から、様々な意見が寄せられました。その一部を紹介する。

・私はまだ7か月になったばかりで(中略)自分の都合で出掛けるときは、マタニティマークは鞄のポケットに入れて外から見えないようにしています。また通勤時間帯など、混んでいる時間はなるべく避けています。(後略)(27歳・埼玉県)
・(略)私は、妊婦だから周囲に気づいて何かして欲しいと言う受身の考えは、あまり好きではありません。自分が母になるのですから、自分も子どもも自分が守ると言う意識を高め、体調が悪くて座りたいのであれば、妊娠初期だろうが自分で伝えて席を譲ってもらうくらいの行動力は持った方がいいと思います。もちろん。相手の変化に気がついた時は周囲が積極的にサポートするべきだと思います。妊婦も周囲も節度と配慮を忘れなければ、いい世の中になると思います。(33歳・長野県)
・マタニティマークの認知度も高まって来たと思いますが、比例してそれに反感を持つ方もいて、難しい問題です。ただ、妊娠期間は妊婦のためでなく、胎児のためのものなので、万一、嫌な思いをしてもぐっとこらえておなかの子どもを第一にしてほしいと思います。嫌な思いは一時、子どもは一生です。(38歳・東京都)
・マタニティマークは堂々とつけたほうが良いと思います。外出先で倒れたり何かあった時、初期の頃のおなかでは気付いてもらえないし、1番きついのはおなかが出ていない時だから。あと妊婦様という言葉が良くないと思う。普通の人で妊娠していない人がマタニティマークを付けて電車に乗っているという話を聞いた事があり、そちらのほうがよっぽど悪質だと思います。防止するにはマタニティマークを雑誌の付録などで付けるのはやめて、本当に妊娠している人のみに配布する方法が良いと思う。(34歳・神奈川県)

【調査概要】
調査方法:妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」で調査
応募期間:2016年7月15日〜7月21日
調査対象:現在妊活・妊娠・育児中の794名

文/編集部

 

 

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