SNSで個人情報を多く公開している人ほどリスクも大きい

SNSで個人情報を多く公開している人ほどリスクも大きい

@DIME アットダイム

セキュリティソフトブランド「ノートン」は、日本全国8地域別・15〜69歳の男女計3296人に対して実施した「ノートン オンラインセキュリティ消費者意識調査」の調査結果を発表。その結果、日本全国および8地域の男女のオンライン行動について、顕著な傾向が見られた。

ノートン事業統括本部マーケティング部の古谷尋氏は、今回の結果について次のように述べている。

「日本人は全般的に個人情報を公開することにはかなり保守的である一方で、オンライン行動に関して言えば実生活とは違った傾向が見られました。特に若い世代は、オンラインでの情報公開を信頼し過ぎる傾向にあり、個人情報の詳細を公開することに抵抗がありません。

 また、地域別にはユニークな傾向が見られ、南方に住んでいる人に比べ北方に住んでいる人の方が、情報公開についてより意識が高いという傾向が見られました」

■約60%がSNSを通じて何らかの個人情報を公開。情報公開率が最も高いのは10代後半〜20代女性

公開されている情報で最も多いのはLINEとFacebookで「本名」(LINE:36.3%、Facebook:70.4%)、「性別」(26.3%、61.6%)だった。なおインターネット上で公開する場合に、「最も危険と感じる情報」は、「携帯電話番号」(90%)、「顔が分かる画像」(84%)となった。特に、女性にその傾向が顕著にあらわれており、利用率や情報公開度が高いとともに、情報公開に対する危機感が最も高いことがわかった。

全体を大きく上回る数字として、10代後半の女性はLINEで「本名」を公開している人が66%、「顔が判別できる画像」については44%となった。また、20代女性については、Facebookで「本名」を公開している人は86%、「性別」を公開している人は74%となった。北海道や東北は南方に比べて個人情報を公開している人が少ないという興味深い結果が見られ、九州に住む人は情報を一番公開していることがわかった。

■無料アプリダウンロードの際に渡してもよいと思う情報は「性別」「年齢」「メールアドレス」

スマートフォンに無料アプリをダウンロードする際に、提供してもよいと思う情報は、1位「性別」(51%)、2位「年齢」(44%)、3位「メールアドレス」(40%)となった。特に10代後半〜20代女性(83.6%)が同年代の男性(76.2%)と比べても情報を提供する傾向にある。なお地域別でみると、「自分の情報は1つも登録したくない」と答えた人は、北海道が23%で最も高く、一番低いのは九州で12%となった。

■3人に1人がオンライン行動を通じてトラブルを経験

オンライン行動を通じて何らかのトラブルにあった経験をしている人は全体で37%にのぼり、最も多いトラブルは「身に覚えのない請求連絡があった」が18%(「お金は支払っていない」が15%、「お金を支払ってしまった」は3%)となった。また、インターネット上で何らかのトラブルを最も経験しているのは、10代後半の男女であることがわかった。調査対象中もっとも若年層である10代後半で最も多かった回答は、男性では「身に覚えのない請求(お金を支払っていない)」(25%)、女性では「SNSのアカウントが乗っ取られた」(17%)となった。特にSNSの乗っ取り被害に関しては、10代後半女性は突出しており(全体では3%)、若年層の女性が狙われていることが如実にうかがえる結果となった。

■ノートンが推奨するオンラインセキュリティを守るための6つのポイント

・オンラインで使用しているすべてのアカウントに、複雑なパスワードを設定する。(強力なパスワードの作り方の詳細は「ノートン ブログ」を参照)

・知らない送信者から届いたメールは削除する。また、怪しいメールの添付ファイルやリンクをクリックしないようにする。

・SNSで流れてくるうま過ぎる誘い文句のリンクには十分注意する。リンクをクリックする前に、マウスオーバーでリンク先を確認し、信頼性の高い公式ページである場合のみクリックするようにする。

・常に銀行口座など金融情報をモニターしておく。もしも覚えがない取引がなされていた場合は、すぐに金融機関に問い合わせる。時としてネット犯罪者は、銀行口座から不正引き出しをする前に、少額でテストを行なう場合がある。

・使用する機器をノートン セキュリティなどのセキュリティソフトウェアで保護し、常に最新の状態にアップデートをする。

・ランサムウェア(不正に機器をロックして解除のためのお金を要求する詐欺)の対策として、バックアップサービスなどを使用して、定期的にデータをバックアップしておく。

【調査概要】
調査対象:スマートフォンまたはタブレットを保有している15〜69歳の男女
調査地域:全国(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州に分類)
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2016年7月22日(金)〜7月31日(日)
有効回答数:3296サンプル(性・年代で割付)

文/編集部

 

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