電子書籍の読み放題サービス、4人に1人が「利用してみたい」

電子書籍の読み放題サービス、4人に1人が「利用してみたい」

@DIME アットダイム

「Kindle unlimited」に「楽天マガジン」と、定額制で電子書籍が読み放題になる新サービスが相次いで開始された。電子書籍元年と言われる2010年から早くも6年。電子書籍は日本で浸透してきているのだろうか?マクロミルは今回、そんな電子書籍をテーマに調査を行なった。調査は15〜69歳の男女を対象に、有効回答数は2890人となった。

■電子書籍の利用経験者は41%で、若い世代ほど利用経験は高い傾向

電子書籍の認知状況、利用状況を聞いたところ、電子書籍の認知率は97%に上り、利用したことのある人は41%であることがわかった。年代別にみると、10代・20代は54%、30代は56%と30代以下では半数以上に利用経験があるのに対し、40代は40%、50代は33%、60代は23%と、年代があがるにつれて利用経験率が下がった。

電子書籍の認知・利用状況

電子書籍の認知・利用状況(年代別)

■最近話題の「電子書籍読み放題サービス」の利用経験者は9%なものの、未経験者の4人に1人は「利用してみたい」

では、8月にAmazon.co.jpや楽天がサービス提供を開始して話題となった「電子書籍読み放題サービス」についてはどうだろうか。「電子書籍」認知者に聞いたところ、51%が何らかの「電子書籍読み放題サービス」を知っていたが、利用経験者はわずか9%であった。しかし、利用未経験者の25%が「利用してみたい」と回答。4人に1人は関心を持っていることがわかった。なお、「電子書籍読み放題サービス」の利用経験者239名に聞いたところ、サービス開始間もないAmazon.co.jpの「Kindle unlimited」、楽天の「楽天マガジン」の利用経験者は、ともに7%であった。

電子書籍読み放題サービスの認知・利用状況

電子書籍読み放題サービスの利用意向

■読んでいるコンテンツのTOP3は「コミック・マンガ」「雑誌」「小説・文芸書」

電子書籍の利用経験者に、電子書籍でどのようなジャンルを読むのか聞いたところ、1位は「コミック・マンガ」で69%に上った。2位「雑誌」(36%)に2倍近い差をつけており、漫画コンテンツが圧倒的に人気であることが明らかになった。以降、3位「小説・文芸書」(31%)、4位「趣味・生活関連の実用書」(19%)、5位「新聞」(16%)と続く。電子書籍市場は、漫画の天下といえそうだ。

電子書籍で読んだことのあるジャンル

■若い世代ほど「紙の書籍は電子書籍にとって代わる」と予想する一方、約7割が「紙の書籍」の方が好き

将来の「電子書籍」と「紙の書籍」との関係について、どうなると思うかを尋ねたところ、「紙の書籍は電子書籍にとって代わる」と考える人は21%いることがわかった。若い世代ほどその傾向は高く、10代で28%、20代で27%、30代で25%、40代22%、50代17%、60代16%となった。

電子書籍の将来はどうなると思うか

電子書籍の将来はどうなると思うか(年代別)

一方で、電子書籍の利用経験者に「電子書籍」と「紙の書籍」のどちらが好きかを尋ねたところ、「紙の書籍」が好きだと回答した人は69%に上った。「電子書籍」の利用理由は1位「無料の書籍が多い」(39%)、2位「いつでも読むことができる」(38%)、3位「保管する場所を取らない」(37%)であったのに対し、「紙の書籍」の利用理由は1位「読みやすい」(37%)、2位「紙の手触り・質感が好き」(31%)、3位「ページをめくる感覚が好き」(29%)。利便性では「電子書籍」を支持するものの、読みやすさ・好みでは「紙の書籍」を支持する人が多い様子だ。

電子書籍と紙の書籍のどちらが好きか

電子書籍/紙の書籍を利用する理由(上位5位)

【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:15歳〜69歳の男女(マクロミル提携モニタ)
割付方法:性別×年代(10代、20代、30代、40代、50代、60代)を、H28年2月人口(総務省統計局発表)の性年代別人口比率に合わせて回収/合計2890サンプル
調査日時:2016年8月12日(金)

文/編集部

 

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