「スメハラ」と「オワハラ」の認知度、2割を超える

「スメハラ」と「オワハラ」の認知度、2割を超える

@DIME アットダイム

日本法規情報は風評被害・ネット風評相談サポート、モラルハラスメント相談サポート、弁護士事務所相談サポートなどの同社運営サイト情報や相談者へのアンケートを元に、「『○○ハラスメント』どれくらい知っている?ハラスメントに関する意識調査」について発表した。

最近よく耳にする「○○ハラスメント」という言葉。セクシュアルハラスメント、いわゆるセクハラからはじまって、近年の社会問題となっている。「ハラスメント」と「嫌がらせ」はほぼ同じ意味だが、明確な線引きはなく、「ハラスメント」より「嫌がらせの方」がより軽微とされている。今回はハラスメントに関する調査を行なった。

■「ハラスメントを受けたことがある」と答えた人は4割にのぼる

調査の結果、「ハラスメントを受けたことがあると思う」と回答した人が40%、「嫌がらせではあるがハラスメントと言えるほどではない」と回答した人が27%、「ハラスメントを受けたことがない」と回答した人が33%という結果になった。実に4割の人がハラスメントを受けたことがあると感じているようだ。また、ハラスメントと言ってしまうほど大げさではないが、多少の嫌がらせを受けたと感じている人も27%となった。人によって基準はさまざまだが、問題化するほどではないと感じているものも含めると7割近くの人が不快な思いをしている、という結果になった。

■「スメハラ」の認知度が26%、「オワハラ」の認知度は18%

調査の結果、「スメハラを知っている」と回答した人が26%、「聞いたことはある」と回答した人が28%、「知らない」と回答した人が46%になった。知っている・聞いたことがあるという回答を合わせると半数以上にのぼり、新しいハラスメント用語である「スメハラ」が浸透しつつあることがわかった。「スメハラ」とはスメル(smell=におい)ハラスメントの略称で、においが原因となって相手に不快な気持ちを与えることで嫌がらせとなっていることをいう。においとは汗臭さや体臭に加えて、衣類のにおいや香水などのにおいも含まれる。最近増加してきたハラスメントの一種となり、認知度が高まってきていると思われる。

質問:「オワハラ」というハラスメントを知っていますか?

調査の結果、「オワハラを知っている」と回答した人が18%、「聞いたことがある」と回答した人が29%、「知らない」と回答した人が53%となった。「オワハラ」とは、「就職活動を終われハラスメント」の略称であり、就職活動に企業の人事担当者が優秀な求職者や学生を囲い込むために、他の企業への就職活動の終了を促すことが、受け手によってはハラスメントとなることを指している。先ほどの「スメハラ」に関する質問に比べて認知度はやや低いが、知っている・聞いたことはあるという回答を合わせると5割に迫る勢いであり、浸透しつつあることは同じ傾向が見られる。

■ハラスメントは改善すべきと考える人が70%近くに

調査の結果、「悩んでいる人がいると思うのでもっと改善すべき」と回答した人が67%、「周りでそういう話を聞いたことがなく実感がわかない」と回答した人が17%、「最近は改善されてあまり聞かなくなった」と回答した人が4%、「特に関心はない」と回答した人が10%、「セクハラやパワハラをよくわかっていない」と回答した人が2%となった。改善すべき、と問題意識を持っている人は7割近くとなり、多くの人がハラスメント問題に遭遇したら解決すべきであると感じているようだ。

■「深刻」、「我慢すべき」、「過剰」と考える人がそれぞれ3割となり意見が割れる

調査の結果、「人権にかかわる問題であり、深刻である」と回答した人が31%、「ある程度は我慢すべき」と回答した人が31%、「なんでもハラスメントをつけすぎである」と回答した人が25%、「弱い立場を利用しすぎている」と回答した人が5%、「特に関心はない」と回答した人が8%、という結果になった。この質問では大きく意見が分かれ、「深刻と思っている」、「ある程度の我慢が必要」「過剰に問題化しすぎ」と感じている人がそれぞれ3割ずつの結果となり、世の中の意見が割れていることが見受けられることがわかった。

これまでの調査のように、ハラスメントの問題は、個人の価値観や考え方が影響してくる問題。「さまざまな考えを持っている人がいる」ということを踏まえた行動を心がける必要がある。人々の価値観の多様化が進み、複雑な社会になりつつある昨今、今までは、通常の出来事として捉えられていた事が、ハラスメント問題になりかねない時代になりつつある。ハラスメント問題を他人事とせず、大きなトラブルになる前に、小さな懸念点でも気になったことはぜひ一度専門家に相談することをおすすめする。

【調査概要】
調査期間:2016年7月11日〜7月28日
回答者:902人(男性410人 女性492人)

文/編集部

 

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