秋の味覚!栗ごはんを最高においしく炊くコツ

秋の味覚!栗ごはんを最高においしく炊くコツ

@DIME アットダイム

ほくほくとした食感がたまらない栗ごはん。秋の定番メニューだ。そんな栗ご飯にはどんな栄養価があるのかをご存知だろうか。また、栗ご飯をおいしく炊くために入れる材料や栗のむき方、おいしくするための決め手まで、栗ご飯をより楽しむ方法を料理研究家に聞いた。

■栗にはどんな栄養価がある?

栗というと、その栄養について考えることは少ないのではないだろうか。果たしてどのような栄養価があるのか、薬膳料理研究家の神田美紀さんに、栗の栄養価について聞いてみた。

「栗の主成分は“でんぷん”です。また、糖質の代謝を促す“ビタミンB1”や、コラーゲンの合成を促し抗酸化作用も強い“ビタミンC”を含みます。栗の実全体がでんぷん質に包まれているので、加熱してもビタミンCがこわれにくいという特徴があります」

栗の実には意外にも美容効果があるようだ。

そしてその渋皮にも、注目の栄養素があるという。

「渋皮には、タンニンというポリフェノールの一種が多く含まれています。抗酸化作用が強いことで知られており、がんの予防などにも効果が期待できます。

ちなみに中医学(薬膳)では、胃腸の働きを高め、血流改善、老化防止効果があるといわれます。」

■栗ご飯を最高においしくする作り方

アンチエイジングや美容、健康などあらゆる効果のある栗。おいしく食べる料理の中でも、特に秋に人気なのが「栗ご飯」だ。その栗ご飯、ぜひこの秋は、とことんおいしく食べてみよう。神田さんにおいしく炊くコツを教えてもらった。

●栗ご飯をおいしくする材料と作り方

<材料>

・米 2合
・みりん 小さじ2
・だし昆布 2〜3cm
・むいた栗 13〜15粒くらい
・ごま塩 少々

<作り方>

「米に、みりんとだし昆布を入れ水加減し、むいた栗を入れて炊きます。皿やお椀に盛りつけたら、ごま塩をかけて食べましょう。」

<栗の簡単なむき方>

・時間があるとき
「栗を一晩、8時間以上は水につけて皮をやわらかくし、お尻の方から包丁で鬼皮をひっかけてむきます。ひとはがしすれば、あとは手でむけますよ。中の渋皮は包丁でむきましょう。」

・時間がないとき
「栗のお尻に包丁で十文字に切り込みを入れ、鍋にうつし、かぶるくらいの水を注ぎ、火にかけます。沸騰したら、中火弱位に落とし、2〜3分ゆでて火を止め、お湯に手が入れられるくらいの温度に下がるまでそのまま置きます。冷めたら、切り込み部分からむきましょう。こうすると、鬼皮も渋皮も包丁なしでもむけるようになります。」

■栗ご飯をおいしくするための決め手6つ

このように、栗ご飯は簡単においしく作ることができる。しかし、もっとこだわればもっとおいしく作ることができるのだ。その決め手を6つ、神田さんに教えてもらった。

1.新鮮な栗を使う

「栗は新鮮なもののほうがやはりおいしいです。放置しておくと水分がどんどん抜け、鮮度が落ちていくためです。買ったらすぐに使いましょう。」

2.栗をミョウバン水に30分つけてアク抜きする

「むいた栗は、ミョウバン水という、焼きみょうばんを少々、水でとかしたものに30分ほどつけてアクを抜きましょう。つけたあとは、水洗いすればOKです。」

3.米は炊く30分前に洗い、ザルにあげておく。

「米は炊く直前に洗うのではなく、炊く30分ほど前に洗って、水を切ってザルに上げておきます。30分の間に、お米の表面についた水が程よく浸透していき、ご飯がふっくらおいしく炊けますよ」

4.だし昆布を一緒に入れて炊く。

「炊くときに、だし昆布を加えましょう。ほんのり栗ご飯に風味とだしの味が染み込んでおいしくなりますよ。」

5.もちもち食感を楽しみたいなら「もち米」をプラス!

「もち米を半合、もしくは1合入れると、もちもち食感を楽しめます。お好みで調整してみてください。」

6.具だくさんにする場合、鶏肉・キノコ・油揚げ・にんじんなどが合う

「栗ご飯と一緒に炊くとおいしい食材には、鶏肉やしめじ・しいたけなどのキノコ類、油揚げ、にんじんなどがあります。このように具を多めにするときは、「薄口しょうゆ・酒・だし」を合わせたものを入れて炊くのがおすすめです。」

栗ご飯は、実に奥が深い。今年、栗ご飯づくりをデビューするという人も、この方法なら、初心者らしからぬ最高の栗ご飯を炊くことができそうだ。ぜひトライしてみよう。

(監修・取材協力)
神田 美紀さん
薬膳料理研究家・国際中医薬膳師・フードコーディネーター
広告・雑誌・書籍・webなど各種媒体でレシピ提案・料理制作・フードスタイリングなどに携わる。
北京中医薬大学日本校にて薬膳を学び、身近な食材で“楽しく料理して、食べることで、こころも身体も健やかに美しくいられる”薬膳レシピを研究、提案している。今秋著書出版予定。
HP http://miki-kanda.com/
ブログhttp://ameblo.jp/vapeur06/

取材・文/石原亜香利

関連記事(外部サイト)