【パリサロン2016】日産『マイクラ』、トヨタ『ヤリス』、ホンダ『シビック』、個性派揃いのコンパクトカーで注目を集めた日本勢

【パリサロン2016】日産『マイクラ』、トヨタ『ヤリス』、ホンダ『シビック』、個性派揃いのコンパクトカーで注目を集めた日本勢

@DIME アットダイム

 地元の日本や北米、東南アジアなどと比べると、欧州は日本メーカーが決して得意な市場ではないが、今回のパリモーターショーでは各メーカーともニューモデルやコンセプトカーを輩出。残念ながら、今最も勢いのあるメーカーのひとつであるマツダは欠席したものの、なかなか見応えのある展示が行なわれていた。

 日本勢の中で最も話題をさらったのは新型日産『マイクラ』。日本では『マーチ』の名でお馴染みのコンパクトハッチバックが5代目へと生まれ変わった。先代は新興国市場に主眼を置いたクルマで、生産もタイや中国、インドなどで行われていたが、新型はガラリと方向転換。コンパクトカーの本場である欧州市場でVW『ポロ』やプジョー『208』といったライバルに十分対抗できるモデルに仕立てられた。

 なお、新型はフランスにあるルノーの工場で生産される。写真を見ておかわりのとおり、一番変わったのは外観。これまでのちょっと女性的で物腰柔らかなデザインからエッジの効いた男性的なものになった。それにともないボディサイズも大幅に拡大。とくに全幅は1743mmと5ナンバーサイズを超える大きさまで広げられた。

 エンジンは0.9L直3ガソリンターボ、1.0L直3ガソリン、1.5L直4ディーゼルターボの3種類。ただし、ボディサイズを含め、兄弟車の日産『ノート』とキャラクターが被るという理由で、日本市場には投入されないというウワサもあるが、是非とも、導入してもらいたい1台だ。

 

 ホンダは新型『シビック』の5ドアハッチバックの市販モデルを初公開した。シビックは先代と先々代の2世代にわたり、欧州向けと北米向けに別のクルマが仕立てられていたが、新型からは両車を統合され、同じクルマがそれぞれの市場で販売されることになった。北米仕様と同じになったこともあり、ボディサイズは大幅に拡大。全長は従来よりも約130mm長い4.5m級にまで成長した。全幅も1800mmと、30mm広がっている。欧州市場でのエンジンラインナップは1.0L直3ターボ、1.5L直4ターボ、1.6L直4ディーゼルターボの3種類。欧州では2017年初頭から販売が開始される予定だ。

 

 さらにホンダは新型シビックのスポーツモデルとなる『タイプR』のコンセプトカーを出展した。先代同様、大型リアウイングをはじめ、アグレッシブでスポーティな外観を持つ。エンジンは2.0L直4ターボが踏襲されるようだが、出力はさらに向上し、350ps程度になるのではとウワサする海外メディアもある。先代はニュルブルクリンク北コースでのFF最速タイムを更新したが、今回もチャレンジし、記録を塗り替えることができるだろうか。

 

 先日日本でも予約が開始された『C-HR』を多数並べたトヨタの目玉は、2017年から参戦を再開するWRC用のマシン、『ヤリス』(日本名ヴィッツ)WRCのテストカーだ。プレスカンファレンスでの発表には、なんと豊田章男社長が登壇。今回WRCの監督を務めるトミ・マキネン氏とともにWRCへの意気込みを語った。現在WRCではVWがポロで連戦連勝しているが、はたしてトヨタはドイツの雄から王座を奪うことができるだろうか。

 

 

取材・文/@DIME編集部 取材班 撮影/望月浩彦

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