働く女性の健康維持に便利な「宅配食」活用のススメ

働く女性の健康維持に便利な「宅配食」活用のススメ

@DIME アットダイム

今、食材宅配サービスを提供する業者が増えている。食材を取り寄せるものも人気だが、近ごろは、お惣菜や弁当などを取り寄せられるものもある。高齢者向けが多いが、忙しい女性の健康食としても活用の余地があり、実際、利用されているようだ。この宅配食サービス選びのポイントや利用術などを探ってみよう。

■ありがたすぎる!宅配食サービスが今働く女性に人気

ネットスーパーなどの食材や日用品を宅配するサービスが広まってからずいぶん経つが、いま、働く女性たちの間で注目されはじめているのが、「宅配食」サービスだ。

女性の活躍が推進される中、役職が上がればますます忙しくなる。なかなか調理の時間がとれないことが多いものの、なんとか時間を捻出して、自炊したり、家族のために食事や弁当を作ったりしている女性は多いだろう。

しかし、最低限のことで留めようとすると、栄養面がカバーできず、どうしても健康に支障が出てしまう。仕事パフォーマンスにも悪影響が出るだろう。優秀な女性ほど、そのはがゆさに日々苛立ちと焦りを感じているはずだ。

そんなときに役に立つのが、食材ではなく、すでに完成したおかずや、温める程度の簡単調理だけで食べられる料理キットなど。中には、管理栄養士や医師の監修の下に作られた健康志向のメニューもあり、身体へのいたわりはお墨付きである。

この宅配食サービスは、働く女性はもちろん、妊婦や産後の母親など、思うように身動きが取れない女性たちのニーズもあるようだ。

■栄養・時短・低糖質・糖尿病対策!至れり尽くせりな「宅配食」4選

宅配食サービスの例を挙げてみよう。次のような至れり尽くせりなサービスがある。
この4つの例について、管理栄養士の佐藤 麻祐子さんにそれぞれの宅配食の活用ポイントを教えてもらった。

●「すこやか膳(お惣菜セット)」オムニ7

医者が考案したという野菜120g以上使用の惣菜が4〜5種類入っているセット。カロリーは平均300kcalと低め。「毎日食べて健康になる」がコンセプトのため、一週間分まとめて頼みたい。一食510円(税込)と手軽なので続けやすさもある。

<管理栄養士からのアドバイス>
「「野菜を1日350g以上食べましょう」と、言われたことはありませんか?これは、食事内容と深く関わる病気(糖尿病、高血圧症、脂質異常症など)を予防するための栄養素を摂取するためです。とはいえ、頭では分かっていても調理が面倒と思っている人も多いのではないでしょうか。そんな人には、1食あたり必ず120gの野菜が入っているこのセットは、とても魅力的。野菜不足や栄養バランスの偏りを感じている人は、このキットを上手に活用してみると良さそうです」(佐藤さん)

●「国産カット野菜・カット&スチーム野菜」イエコック

弁当じゃちょっと味気ない。自分でもちょっとは調理がしたい。家族にふるまうのにも、できあいのものじゃ気が引ける。そんな女性たちのニーズを満たすのがこのキットだ。パック化されたカットされた野菜や、温野菜などのゆで調理済のものが届く。パックから取り出し、煮たり焼いたりして調理するだけだ。洗ったり、むいたり、切ったりする手間が省けるのは、時間のない女性にとって嬉しいものである。

<管理栄養士からのアドバイス>
「忙しく働く人の食事は、どうしても炭水化物やたんぱく質中心で野菜不足になりがちです。野菜は健康維持や美容のためには欠かせない食材。また、同じ野菜ばかり食べるのではなく、色々な種類の野菜をさまざまな調理法でいただくことも、野菜からしっかり栄養素を摂取するポイントです。
このキットでは、豊富な種類の野菜を取り扱っているだけではなく、温野菜、生野菜を色々なカット方法で提供してくれているので、無理なく色々な調理法で野菜料理を作ることができそうです」(佐藤さん)

●「食宅便 低糖質セレクト」日清医療食品

低糖質ダイエットがしたい。でも忙しくてなかなか手料理を凝るのはむずかしい。この宅配食は重宝する。主菜1種に、副菜が3種。いずれも糖質3〜8g以下に留まっている。見た目はとても華やかなので、低糖質ダイエットも続きそうだ。

<管理栄養士からのアドバイス>
「忙しくて、ついつい丼ものや麺類で食事を済ませてしまうことが多い人は、どうしても糖質中心で栄養バランスの乱れた食生活になりがちです。不足しやすいたんぱく質や野菜をしっかり摂って、糖質量をコントロールしたい人には嬉しいサービスですね」(佐藤さん)

●「ヘルシー御膳」タイヘイ

糖尿病等の疾病改善や予防ために、食事内容の改善をしないといけないけれど、毎日カロリーや塩分量を気にして料理をするのは面倒だし、なかなか続かない。という人のために考えられたのがタイヘイの「ヘルシー御前」だ。消費者庁の「食事療法用宅配食品等栄養指針」に基づいて栄養管理がされている。

冷凍なので、食べたいときに電子レンジで温めるだけでOKなのも、働く女性やその家族にとって好都合だ。
(※糖尿病などの食事療法に利用する場合は主治医の指示にあわせて利用)

「疾病改善や予防のためには、食事内容の見直しがとても重要。手軽にカロリー・塩分量のコントロールができる「ヘルシー御前」は忙しい人にも嬉しいサービスですね。しっかり栄養管理がされているから、糖尿病の人だけではなくダイエットをしたい企業戦士にもぴったり! 忙しくて食事内容が偏ってしまう、体重コントロールが上手くいかない人は、上手に活用してみると良さそうです」

※いずれも2016年10月現在の情報です。詳細は各サービス提供事業者にお問い合わせください。

■管理栄養士直伝!宅配食サービス活用ポイント4つ

これらの便利な宅配食サービスを、働く女性たちがうまく活用するポイントを、佐藤さんに教えてもらった。

●悩んだ時は、利用してみるとGood!

「宅配食サービスを利用してみたいけれど、家族から“手抜き”と思われないかな?なんて考えている人は、悩まずに一度利用してみることをオススメします。時間が無いからと栄養バランスの偏った食事をするよりも、上手にサービスを利用して健康的な食生活を送ることができた方が心にもカラダにもメリットが多いでしょう」

●各社のサービス内容をよく理解してから利用しよう

「利用する前には、各社のサービス内容をよく理解することが大切です。一言で宅配食といっても会社ごとに扱うメニューはさまざま。管理栄養士や医師による監修のものでも、カロリー、塩分量、野菜量、糖質量が表示されているものなど、それぞれ特徴が異なります。利用前に、どんなことが考慮されているのかをしっかり確認しましょう」

●自分に合ったサービスを見つけよう

「買い物に行く時間が取りにくいからといって、お惣菜ばかり利用するのは栄養面が心配、と思っている人はとっても多いはず。そんなときに宅配食はニーズにピッタリ合っています。

料理好きな人は、カット野菜などの素材を提供してくれるサービスを。メニューを考えるのが面倒な人は、お弁当スタイルや、レシピを提供してくれるサービスにするなど、自分に合ったものを選びましょう。生活にゆとりが生まれるはずですよ」

●ダイエットや疾病予防にも上手に活用しよう

「宅配食というと、調理の手間を省くためのものというイメージが強いかもしれませんが、メリットはそれだけではありません。最近は栄養面を考慮したカロリーコントロール食を提供してくれるサービスがたくさん出てきているので、ダイエットや疾病予防のためにも活用できます。上手に利用して健康的な食生活を送りましょう」

内容も充実し、手軽に食べられるだけでなく、美味しさや色どりにも魅力のある宅配食。費用が気になる面もあるが、健康への投資やカロリーコントロールの手間賃、利便性を思えば決して高くはないのかもしれない。

(監修・取材協力)
佐藤 麻祐子さん
管理栄養士/カロナビ栄養指導マネージャー
東京都出身。小学校から高校までバレーボール部に所属することで食事の重要性を感じる。
大学にて栄養学科に所属し、卒業時に管理栄養士の資格を取得。食品メーカー勤務を経て、2015年より「カロナビ」にてダイエット・栄養指導を開始。カロリー計算、献立作成、コラム執筆など幅広く活動中。https://www.qualia.tokyo/

取材・文/石原亜香利

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