「愛犬は自分の寿命をあげたいぐらい大事な存在です」女優・高橋ひとみさん【続編】

「愛犬は自分の寿命をあげたいぐらい大事な存在です」女優・高橋ひとみさん【続編】

@DIME アットダイム

■連載/ペットゥモロー通信

【PETomorrow(ペットゥモロー)】

ーーモモエちゃんのお気に入りの散歩コースは?

「家の近くに大学のキャンパスがあって、自由に入れる芝生のエリアがあるんですが、そこでゴロンゴロンするのが大好きですね。それと、近くに野良猫がいっぱい集まるスポットがあって、そこで猫を観察するのも好きみたいです」

ーーモモエちゃんはどんな遊びが好きですか?

「ボール遊びが得意です。でも、体重も重いし、年も取ってきたので、お医者さんに『激しい遊びをしているとそのうち関節やられますよ』と言われてからはなるべく控えるようにしてます」

ーーそんな高橋さんは2013年に結婚されましたが、ご主人も犬好きですか?

「出会った頃は犬が大好きと言っていたんです。私自身、結婚の条件の一つに『犬好き』というのがあったのでそれで結婚を決めたところもあるんですが、、、」

ーーまさか、犬が苦手だったとか?

「そうなんです。苦手だったんです。というより、夫はとてもキレイ好きで犬のヨダレとか犬の毛が洋服に付いてしまうのがイヤだったみたいで。一緒に暮らし始めたら、汚れているとかいって、部屋に犬を入れてくれないこともあったし、犬の鳴き声やちょっとした物音でも、寝れない…と愚痴を言われたこともありました」

ーーいきなり離婚危機ですか?

「このままじゃ無理だと思ったので、『もういいです!犬の方が大事なんで!』と言ったこともありました(笑)。でも今では、モモちゃんのおかげでまるで別人に変わってしまいました」

ーー何があったんですか?

「一緒に暮らしているうちにモモちゃんが健気に近寄って行ってスリスリしたり、もの凄く懐いたりしてたら、夫が徐々に変わっていったんです。もともとキレイ好きなだけで、犬が嫌いな訳ではなかったので、モモちゃんの健気な行動とそのカワイさにやられたんだと思います」

ーーその結果、旦那さんは大のモモエちゃんファンに?

「今では常にお世話をしてくれますし、汚れも気にしなくなりました。以前は寝室に入れるのを嫌がっていたのに、今は一緒に寝て、抱きしめて寝ているんですよ。しかも『僕の方がモモエの気持ちがちゃんとわかる』と言うほど。ここまで人って変わるのかなあって思うほど変わりましたね(笑)」

ーー他にもモモエちゃんのために変わったことは?

「夫はマッサージが上手なんですが、ほぼ毎日モモちゃんのためにマッサージをしています。『定年になったらドッグセラピーのマッサージ師になろうかな』と言ってました。それと、25年間ペーパードライバーで全然車を運転してなかったのに、モモちゃんとお出かけするために突然車を買って、犬用のシートも用意して、毎週土日はモモちゃんを乗せてドライブするようになりました」

「しかも、会社のデスクにはモモちゃんの写真を飾ってるみたいなんです。そこまでモモちゃんを愛してくれるのがありがたくて、今では離婚しなくて良かったと思いますね(笑)」

ーー犬を育てる上で一番大事なことは?

「なによりも愛情ですね。何をやってあげたら喜ぶのかということを常に考えています。犬の十戒ってあるじゃないですか。私はそれを心に刻んでモモちゃんと暮らしています。大型犬は特に寿命が短いので、モモちゃんとなるべく長い時間一緒にいてあげて、元気なうちに楽しいことをいっぱいしてあげたいんです」

【犬の十戒】
※犬が人に語りかけるように表現された詩。ノルウェーのブリーダーが犬を引き取る人に渡しているメッセージが原文と言われている。

◆私の一生は10年から15年です。あなたと離れることが一番つらいのです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しい。
◆あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しい。
◆私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せです。
◆私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。
◆時々話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は十分私に届いてます。
◆あなたがどのように私を扱ったか、それを決して忘れません。
◆私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるけど、あなたを傷つけないと決めているのです。
◆私がいうことを聞かないとか、頑固とか、怠けているからといって叱る前に、私が何で苦しんでいるのか気づいて下さい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間、日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。
◆私が年を取っても、私の世話はして下さい。あなたもまた同じように年を取るのですから。
◆最後のその時まで側にいて欲しいのです。「もう見てはいられない」「いたたまれない」などは言わないで下さい。あなたが側にいてくれるから最後の日も安らかに逝けるのです。忘れないで下さい、私は生涯あなたを一番愛しているのです。

ーー高橋さんにとってモモエちゃんはどんな存在ですか?

「犬の寿命が一年伸びるなら、自分の寿命を何年もあげたいぐらい大事な存在、かげがえのない存在です」

高橋ひとみ

1961年東京都生まれ。79年に寺山修司演出の舞台『バルトークの青ひげ公の城』でデビュー。83年『ふぞろいの林檎たち』、85年『スケバン刑事』を始め、数々の人気ドラマや映画に出演。現在は女優としての活動はもちろん、その明るいキャラクターでバラエティー番組などでも活躍している。2015年、南アフリカ観光親善大使に就任。毎週木曜23時放送のトークバラエティ番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に「アウト軍団」として出演中。

取材・文/太田ポーシャ 撮影/田中智久(ペットゥモロー編集部)

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