今、人気の輸入車SUVは“リセールバリュー”で選ぶのが正解

今、人気の輸入車SUVは“リセールバリュー”で選ぶのが正解

@DIME アットダイム

■ズバリ予算500万円!人気の輸入車SUV、狙うならどれか?

 この1〜2年、海外メーカーの高級SUV人気が衰えない。今、狙うべきは、やはりそっちの路線かも。流行に敏感(左右されやすい?)な身としては、せっかく買うならいいクルマに長く乗り続けたいのが信条だ。そして、同じく気になるのがリセールのこと。大枚をはたいて高価格帯の新車を購入した場合、果たして5年後はいくらで売れるのか? その点を突き詰めると、結局、リセールバリューの高いブランドのクルマを買うのが賢明ではないかと悩んでしまう。
 
 ということで、憧れの輸入車SUVを購入するために貯金し続けてきた僕自身、複数の海外メーカーの中で、どのブランドのSUVが高いリセールバリューを保持しているのかずっと気になっていた。そこで、中古車情報サイト大手で調べてみることにした。条件は「4駆」「予算500万円前後(新車価格)」。ここ数年で、選択肢が大幅に増えた輸入車SUVから、狙いをつけたのがこの5台だ。

(候補1)メルセデス・ベンツ『GLA250 4MATIC オフロード』メーカー希望小売価格533万円

◎中古車情報サイトA 価格帯316万円〜399万円(数少ない6台・認定中古車含む)

◎中古車情報サイトB 価格帯371万円〜399万円(数少ない1台・認定中古車含む)

(候補2)アウディ『Q3 2.0 TFSI quattro 220PS』メーカー希望小売価格539万円

◎中古車情報サイトA 価格帯229万円〜468万円(112台・認定中古車含む)

◎中古車情報サイトB 価格帯229万円〜492万円(107台)

(候補3)ランドローバー『レンジローバー イヴォーク』メーカー希望小売価格502万円

◎中古車情報サイトA 価格帯349.9万円〜860万円(105台・認定中古車含む)

◎中古車情報サイトB 価格帯428万円〜860万円(89台・認定中古車含む)

(候補4)ジープ『グランドチェロキー』メーカー希望小売価格494万円

◎中古車情報サイトA 価格帯289万円〜625万円(69台、2012年以降モデル)

◎中古車情報サイトB 価格帯289万円〜508万円(99台、2012年以降モデル)

(候補5)BMW『X3 xDrive20d』メーカー希望小売価格627万円

◎中古車情報サイトA 価格帯339.8万円〜520万円(14台・認定中古車含む、2013年以降モデル)

◎中古車情報サイトB 価格帯318万円〜564.9万円(4台・認定中古車含む、2013年以降モデル)

※2016/09/12時点(車検あり、5万km以内、すべて4WDという条件で)

 リサーチの結果、正直、年式や走行距離、ボデイカラーやオプションの有無でかなりバラつきがあるが、何となくの傾向がつかめてきた。新車で500万円前後のクルマが約300万円で購入できるとなると、リセールの価格はもう少し低いわけで、あれこれ考えると実に悩ましい。そこで、実際に中古車買取業者に電話をかけて話を聞いてみることにした。

−−−今、予算500万円ぐらいで輸入車SUVの購入を考えていて、リセールのこと聞きたいのですが。

「よく新車の購入を検討されているお客様から問い合わせあるんですよ。リセールはどうだ? って(笑)。実は新車5年で乗り換えスパンが一番いいですよ。高価格帯の車は値落ち率も高いけど、輸入車は5年後でも基本0にはなりませんから」

−−−リセールのことを知る手立ては?

「大手さんの中古車検索サイトで大体わかりますよ。値段と型式が近いもので比較すればおおよその予想ができます。例えば、『イヴォーク』ですと、新車価格500万なら5年後はマイナス180万で320万円の販売価格でしょうか。売値はもうちょっと下がりますけどね。『イヴォーク』はいい選択だと思いますよ。タマ数は少ないし、高級な印象はありますし」

 実名は明かせないが、こう話してくれた業者の方は、実に親切で親身に話を聞いてくれたことを添えておきたい。さて、ここからが重要なんだが、個人的なツテを頼ってその筋の専門家に話を聞いてみるとにした。何せ、非常に高価な買い物だから失敗したくないのだ。そこで今度は各メディアで活躍している中古車評論家の伊達軍曹さんに話を伺った。

−−−人気の輸入車SUV、中古車市場の今は?

「活況が続いており、特に『人気ブランドの高年式車でありながら若干お買い得価格』的な個体は足が早いです。特にメルセデスの『GLA』や『レンジローバー イヴォーク』はその傾向が強いですね。その半面、今や格安の巨体SUVの古めのやつ(初代ポルシェ『カイエン』など)もドサクサに紛れて人気です。そういった古めの巨体系は修理代が結構かかるので、個人的には微妙と思いますね」(伊達氏)

−−−今回、検討している5モデルならぶっちゃけ、中古車で買うならどれが狙い目なんでしょう?

「何を求めるかによって答えは変わりますが、コスパを重視するならジープ、それも2015年式以降の『グランドチェロキー』が妙にお買い得相場になっています。もちろん『安定感』重視ならメルセデスというチョイスも悪くないと思いますよ。アウディもいいんですが、モード系ゆえ、デザイン的な旬の時期はやや短いかもしれません」(伊達氏)

−−−新車で購入したら、3年後、5年後の予想買取価格がいいのは?

「新車価格578万円だった2013年式『イヴォーク PRESTIGE』の現在の中古車相場は約430万円で、新車価格から見て約26%の下落。今後はモデルとしての新鮮味が若干薄れることを考えると、新車の『イヴォークSE PLUS』(608万円)の3年後の中古車店頭売価は30%下落の426万円で、売却額はその7.5掛けの320万円ぐらいでしょうか。BMW『X3』は調べてみると値落ち率が少々デカいため、3年後の売却額は「xドライブ20d」で約300万円程度と予想し、AUDI『Q3 2.0TFSIクワトロ』もそれとほぼ同水準かと。それゆえイヴォークは“高リセール”と言っていいんじゃないかと思います」(伊達氏)

■ランドローバーのクルマはなぜリセールバリューがあるのか?

 結果、今回選んだ5モデルの中で、ランドローバー『レンジローバー イヴォーク』をチョイスするのがいいように思ってきた。あとはグレードの違いを見極めた上での選択が望ましいようだ。ベーシックな『SE』(502万円〜)、その上が『SE PLUS』(608万円〜)で『HSE』(662万円〜)と続く。予算オーバーが気になるところだが……最後に、念のため、ランドローバーの魅力について、自動車評論家の石川真禧照さんに話を伺った。

「ランドローバーのクルマがなぜリセールがよいのか? それはランドローバー社の歴史と日本での実績を知ればすぐに解ることです。ランドローバー社は英国の自動車メーカーだが、1940年代の創業から一貫して4輪駆動のクロスカントリー車(のちにSUVと呼ばれるようになる)だけを造り続けてきました。

 レンジローバーは同社の高級車ブランドで、1970年に登場した。高性能な4輪駆動技術と英国車らしい高級感(本革と本木目の内装など)をドッキングさせ、独自の市場をつくり上げた。荒野も走破できる高級車。この実力と一貫性のある歴史の長さという実績に加え、日本では新車登録から3年間、6万kmの定期点検(2回)と指定交換部品や消耗パーツ(一部)とメンテナンスの無料化が行なわれています。

 新車時からの点検体制がしっかりしているので、リセールでも品質の確かさが評価されているのだ。だから、リセールバリューが高い。常にユーザー目線での販売戦略がこのようなところで、ユーザーの支持を得る結果になっているのでしょう」(石川氏)

 話を聞いて、僕の腹は据わった。憧れの輸入車SUVが欲しくてあれこれ迷った挙句(方々に相談した結果)、今の自分には『レンジローバー イヴォーク』が最大限に欲求を満たしてくれる一台であること、そしてリセールに期待が持てること。ここまでリサーチしたなら、大いに納得できる。今、人気の輸入車SUVを狙うならある程度“リセールバリュー”を重視して選ぶのが正解かもしれない。

 実際に、次の購入ステップに進もうとしていたら、うれしいニュースが飛び込んできた。この10月から、ランドローバー認定中古車の保証が全車種2年(※)になるというではないか。しかも業界初となる「ボディ保証が標準付帯」。これって、認定中古車の選択肢も多いにアリってこと!? 品質の安心を手にできる上に、上級グレードに手が届くなんて夢のある話じゃないか!新車も中古車も、まずは正規代理店へ足を運んでみて相談に乗ってもらうのが一番賢い選択かもしれない。

※主な内容
・対象車両:初度登録から6 年以内且つ走行距離6万km以内の正規輸入車
・事前整備:英国本社から提供される、165項目の検査を実施
・保証期間:名義変更から2年間
・保証内容:走行距離無制限で無料修理、365日24時間体制のロードサイドアシスタンス、ボディ保証標準付帯(上限10万円)
http://www.landrover.co.jp/approved-preowned/index.html

取材・文/S・H

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