実は普段の呼吸だけでは酸素が足りてない!? あらゆる不調の原因「隠れ酸欠」を改善する毎朝3分の習慣

実は普段の呼吸だけでは酸素が足りてない!? あらゆる不調の原因「隠れ酸欠」を改善する毎朝3分の習慣

『毎朝10回の「深い呼吸」で体が変わる』(著:藤麻美子、監修:川嶋朗/文響社)

 成人の大人は、毎日2万回以上、無意識に呼吸をしている。実は、それでも普段の呼吸だけでは、脳や体が必要とするだけの「酸素」を取り切れていない。あまり知られていないこの問題を、簡単な方法で解決に導いてくれる『毎朝10回の「深い呼吸」で体が変わる』が、2016年10月14日(金)に発売された。

 「長時間パソコンやスマホの作業をした後、頭がボーッとした」という経験はないだろうか? これは、無意識に呼吸が浅くなり、脳に必要な酸素をとれなかったときの典型的な症状だ。普段から意識的に深い呼吸をしていない人、定期的に運動をしていない人は、少しずつ普段の呼吸が浅くなり、じわじわと体や脳、精神面に不調が現れてきてしまうのだ。

 同書では、深い呼吸を1日3分、10回だけすることによって、その浅い呼吸の悪循環から脱出し、全身の細胞が活性化した状態をつくる方法が掲載されている。この「呼吸法」で見込める効果とその手順をまとめたので紹介しよう。

■「呼吸法」で得られる効果

・自律神経のうち「副交感神経」がぐっと上がる。その結果、緊張がほぐれ、心も体もリラックス。血行がよくなる、疲れが取れる、眠りが深くなるといった効果がある。また、免疫力も格段によくなる。

・深い呼吸をする前後で、脳波のうち「α波」がアップする。α波が多いとき、集中力が高まり、体はリラックスしていく。その結果、単純な計算問題の正解数が15%ほどアップ。

・内臓、不随意筋が動くので、脳内物質の「セロトニン」が多量に分泌される。気持ちよく、穏やかな気持ちになれる。ストレスにも負けなくなる。

・隠れ酸欠が解消し、体や脳が必要とする酸素が供給されるので、老化がゆっくりになる。

・アメリカの研究で、血栓を予防するホルモンPGI2が分泌されることがわかっている。

・疲れ、冷え、ネガティブ思考、痛み、不眠、ストレス、血流不足、自律神経の乱れ、老化、むくみ、更年期障害、生活習慣病…などの不調が改善!

■「呼吸法」の簡単な手順

1. 姿勢を整える

頭のてっぺんを、ふとーいヒモで引っ張られているイメージ。慣れるまでは、壁を使ってもOK。

2. 丹田(たんでん)を意識する

全身の中心である丹田に意識を集中させる。

3.丹田フラダンス

呼吸がお腹の底まで入るように、ゆるやかに体を動かす方法をいくつか紹介。省略してもOK。ハワイにいるような気分で、明るい太陽の日差しのイメージを持つとさらにGOOD。

4. 5秒で吸って、10秒で吐く

一番のポイントは、吐く息に集中することと、息を吐きながら肛門あたりに力を入れていくこと。10回繰り返す。

 試しに「5秒で吸って、10秒で吐く」基本の呼吸法をやってみよう。ちょっとでも視界がクリアになったり、前向きな気分になったり、気分転換ができたとしたら、あなたも「隠れ酸欠」かもしれない。

藤麻美子
日本統合医療学会山形県支部副支部長。高校教員時代に経験した交通事故のむち打ちや腰痛を改善する方法として、丹田呼吸法やヨガ、瞑想、統合医療などを学ぶ。完治が困難と言われる数々の症状、人間関係を劇的に改善。現在は呼吸法を通した医療費削減社会づくりを目指して、全国各地で呼吸法セラピーを開催。企業・大学・地方公共団体での指導も多数行ない、好評を博している。手軽にできて、確実に効果の出る健康法として、『ゆほびか』で複数回にわたり特集記事が組まれるなど、今、注目が集まっている。

川嶋朗
東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授、一般財団法人東洋医学研究所附属クリニック自然医療部門担当、医学博士。漢方をはじめとするさまざまな代替、伝統医療を取り入れ、西洋医学と統合した医療を実践。「林修の今でしょ!講座」「駆け込みドクター!」「ソレダメ!」「バイキング」など、人気番組に多数出演する人気医師。

※掲載内容は変更になる場合があります。

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