建築家・青木淳の思考に「タッチ」。ロロ・ピアーナ銀座店で『The Touch Of Architecture』展スタート

建築家・青木淳の思考に「タッチ」。ロロ・ピアーナ銀座店で『The Touch Of Architecture』展スタート

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ロロ・ピアーナ銀座店で建築家・青木淳自身のキュレーションによるエキシビション「青木淳展 ?The Touch Of Architecture」が4月16日よりスタートした。


普段はVIPルームとして使用されている4階スペースが使用され、同氏がデザインした同店のファサードをはじめ京都市京セラ美術館や青森県立美術館など作品の誕生ストーリーを、これまであまり公開されることのなかった自筆スケッチノートやオブジェやスライドなどで紹介。5月9日まで一般に公開されている(4月24、25日の2日間は15:00 - 20:00までイベントのためクローズ)。


「製品に触れてまず印象的だったのは、ビキューナやベビー・カシミヤといった貴重な素材の感触でした。非常に滑らかで、素肌にふれてもチクチクしない、これまで体験したことのないものでした。温かみがあるのだけどシャープで、視覚的に表現するならば光沢に近いと思いました。ブランドカラーであるクンメルも、レンガ色なので温かく重みがあるのだけれど、生地に触れるとツルっとしています。本来共存しそうにない要素が、ロロ・ピアーナでは共存し得るのです」と青木氏のコメントにもあるように、空に向かって曲線を描く同店のファサードは非常に柔らかで滑らかなロロ・ピアーナのDNAともいえる肌触りを、硬い物質で表現する建築という相反するコンセプトがテーマとなっている。



銀座店のファサードの高さは56メートル。上部の30メートルが空中に舞い上がるような形状。ファサードの下から上に向かってロロ・ピアーナのアイコニックなクンメルカラーが徐々に薄れ、最上部はホワイトに。ファサードの揺れるテクスチャーは、極薄のラミネートが貼られたミラー張りのスチールプレートによるもの。プレートは3度の角度で向きを変えて取り付けられており、反射された像が独特の表情を見せる。


4階の会場にはロロ・ピアーナ製のカシミヤのソファーが置かれ、今回のエキジビションの“The Touch Of Architecture”のタイトル通り、最高級のカシミヤを視覚と触覚で体験。薄いファブリックを重ねたスクリーンにノスタルジックな青木氏所蔵のプロジェクターで映像が投影されている。また、奥のスペースには今回のための描かれた青木氏のスケッチ2点を展示。内装、インテリア、家具はすべてロロ・ピアーナの本社がデザインを手掛けており、オーダーも可能だという。



青木淳/日本の建築家、アーティスト。東京大学を卒業後、株式会社礒崎新アトリエに勤務。その後1991年に「面白そうなこと」を手掛けたいと東京に株式会社青木淳建築計画事務所を設立。公共建築、商業施設、個人宅など多方面で活躍。アートインスタレーションや出版物の作成も手掛ける。主な作品は、ルイ・ヴィトンの世界各地の主要店舗、遊水館のプール施設(1993年)、潟博物館(1997年、日本建築学会賞作品賞を受賞)、青森県立美術館(2006年の国内オープンコンペティションで最優秀賞を受賞)。2005年に文化庁芸術選奨新人賞を受賞。



「青木淳展 ?The Touch Of Architecture」
開催場所:ロロ・ピアーナ 銀座店 / 東京都中央区銀座3-5-8
開催日程:2021年4月16日(金) - 5月9日(日)
営業時間:11:00 - 20:00 (最終入場:19:30)
銀座店直通:03-5579-5181
URL:?https://jp.loropiana.com/ja/Ginza-Aoki-Exhibition
※4月24日(土)、25日(日)の2日間は15:00 - 20:00までイベントのためクローズ

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