100均の「ルアーコーナー」は意外と侮れない 種類豊富でメバル、アイナメ釣りに重宝
2023年11月21日 09時26分日刊ゲンダイDIGITAL
(豊富に並ぶルアーコーナー。自作する人のためのルアー素材もある(C)日刊ゲンダイ)
【現役店長のホンネ 100円ショップのすぐれもの】#40
冬にハイシーズンを迎えるメバルやアイナメのルアーフィッシング。
ルアーといえば疑似餌の代表格ですが、高価なものも少なくありません。知っている方もいるかと思いますが、100円ショップのルアーコーナーって結構充実しているんですよ。
うちの店舗でも扱いがありますが、お客さんいわく「高いルアーが魚に持っていかれるとダメージが大きいから、100円ショップのやつを使うようにしているんよ」と。
私は釣りに詳しくはありませんが、ルアーにプラスチックや木など硬い素材を使ったハードルアーと、ラバー材などを使ったソフトルアーがあるそうですね。自作する人も多いようで、その素材も店舗に並んでいます。
ハードルアーでは小魚の形をしたキラキラ光るものに釣り針が付いているものがおなじみ。ダイソーには、これらが100円で売られているんですね。
例えばメタルタイプのもの。これはサバやハマチ、ヒラメなどを狙うようで、浮力がないため、着底させて釣るようですね。かなり飛距離が出るようで、防波堤や磯場では重宝するようです。パッケージにも「よく釣れる」って書いてありますから。歯の鋭い魚でも破損しないらしいですよ。
浮き沈みで魚をダマす、プラスチックタイプのものも充実。スイムアクションが秀逸という話も聞きます。アオリイカをターゲットにしたエギング用のルアーもあります。エビの形をしたものは色のバリエーションも豊富で、いろいろと試してみるのに適しているそう。エビの尻尾の部分がとがっていて、イカの触手に絡めば簡単に釣れるのだとか。
ソフトルアーのワームも用意されています。ミミズやジグへッド(こちらは200円)とセットにするものも。100円のものだけじゃなく300円のものもあり、いろいろとそろえてみるのもいいのでは。
ルアーはダイソーの他、セリアやキャンドゥにも売り場があり、はしごしてみるのも楽しいかと。ただ、スタッフは女性が多く、私のようにルアーに詳しくない人も。そして、あまり詳しくないがゆえに、「ああ、売れないから下げちゃおう」と発注から外すものもあったり。
■「これが一番釣れるんだよね」
過去にあった話なのですが、なんか、どピンクで魚の形をしていないルアーがあって、「こんなもの売れないよねー」って下げたら、あとでお客さんから買いたいってリクエストが。よく聞いてみると店舗のある場所が、地域的にナマズがたくさん取れるらしく、「これが一番釣れるんだよねー」って。
他にも、ようやくラス1になったので、発注をやめたルアーを追加で買いたいってお客さんのケースもありました。「たくさん買ってくれたら取り寄せます」って言うと即答で「買う買う!」って(笑)。
1個あれば何回も使えるって思っていたのですが、食いちぎられたり、個体差があって、いいやつとそうじゃないものがあったりだそうです……。なので、もし気に入ったものがあったら、パッケージは捨てないで、購入時に「これと同じもの」と言ってください。
釣り竿もセットで売られていますから、お子さんとどうですか。
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