グンゼvsアツギ 下着など「インナーウエア」の老舗2社を比較【ライバル企業の生涯給与】

グンゼvsアツギ 下着など「インナーウエア」の老舗2社を比較【ライバル企業の生涯給与】

(C)日刊ゲンダイ

【ライバル企業の生涯給与】

 巣ごもりで業績を悪化させている業界はたくさんあります。密になりがちなスーパーやショッピングセンターで売っている下着類も売れ行きはあまりよくないようです。

 ただ、自宅時間が増加しているので、ラフな格好で過ごす時間は増えているのかもしれません。外出せずに気軽にアクセスできるネット通販でインナーを購入する人は増加中です。

 今回は下着など繊維製品を扱う「グンゼ」と「アツギ」の社員待遇を比較してみます。

 グンゼは1896(明治29)年の創業です。京都府綾部市で、地域産業の蚕糸業振興を目的に設立した郡是製絲がスタート。1946年にメリヤス肌着事業を開始し、68年にはパンティーストッキングの生産を始めました。現在はメンズの「BODY WILD」「YG」などを展開し、紳士肌着では首位を誇ります。

 アツギは47年の設立。神奈川県海老名市で捕鯨用ロープ、靴下、メリヤス肌着などの製造販売を手掛けました。52年にシームレスストッキングの製造に着手しています。レディースを中心としたラインアップで、現在はストッキングのトップブランドとして知られます。

 業績はどうでしょうか。20年3月期(連結)で比較してみます。売上高はグンゼが1403億円、アツギは196億円です。営業利益は67億円とマイナス4・6億円、純利益は44億円とマイナス59億円となっています。OLのリモートワーク急増でストッキング需要は低迷。アツギはその影響を受けているようです。

 有価証券報告書によると、社員の平均給与はグンゼが594万6000円、アツギが554万8000円となっています。

 生涯給与はこうです。

▽グンゼ…2億617万円
▽アツギ…2億337万円

 両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)はグンゼ6718万円、アツギ6791万円。85歳時は5934万円と6167万円です。

 どちらも安定した老後といえそうです。

 (データ提供=Milize)

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