菅首相“ロン毛”長男の総務省接待は「贈収賄の可能性がある」元検事が指摘

菅首相“ロン毛”長男の総務省接待は「贈収賄の可能性がある」元検事が指摘

「今となってはあったのだろう」(答弁する総務省の秋本芳徳情報流通行政局長。菅首相=右)/(C)日刊ゲンダイ

これで幕引きとはいかないだろう。

 武田良太総務相は19日の記者会見で、放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男から接待を受けていた秋本芳徳情報流通行政局長と湯本博信官房審議官を20日付で官房付に異動させると発表した。

 武田大臣は19日の衆院予算委で、「国民の疑念を招く事態となり深くおわびする」と陳謝。異動の理由について「法案審議などが控える中、諸情勢を鑑み、適所適材の配置として行うもの」と説明していたが、事実上の更迭だ。

 この日の予算委で、秋本氏は「記憶にない」としていた長男と会食中の衛星放送事業に関する話題について、「今となってはあったのだろう」と一転して認めていたが、この発言は虚偽答弁以上に深い意味がある。贈収賄事件の可能性だ。

 元検事の落合洋司弁護士がこう言う。

「東北新社の監督官庁であり、許認可権を持つ総務省の幹部が、継続的に飲食接待やタクシーチケットなどを手渡され、放送事業についてやり取りしていた事も認めた。この行為だけでも国家公務員法にも触れる恐れがありますが、贈収賄が成り立つ可能性は高い。更迭された幹部以外に接待を受けていた人はいないのか。あるいは飲食以外の何らかの接待はなかったのか。検察はすでに水面下で捜査を始めているかもしれないし、今後、弁護士グループなどから刑事告発の動きが出てくる可能性もあります」

 外形的に見れば、総務省幹部は利害関係者である菅首相の長男と放送事業について“謀議”し、賄賂性のある接待を受けていたわけで、「後でお金を返しました」「反省しています」で済む話ではないのだ。

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