菅首相が接待問題の長男に就職時「総務省と関わるな」と釘刺し 国会答弁でついに“墓穴”掘る

菅首相が接待問題の長男に就職時「総務省と関わるな」と釘刺し 国会答弁でついに“墓穴”掘る

22日、衆院予算委員会で答弁をおこなう菅首相(C)日刊ゲンダイ

自らの答弁が「墓穴」を掘ったことに、菅首相も気づかなかったのだろう。衆院予算委の議場に一瞬、何とも言えない異様な空気が流れた。22日、放送事業会社「東北新社」に勤める菅首相の長男らによる総務省幹部への接待問題をめぐって集中審議が行われた際、菅首相から仰天発言が飛び出した時だ。

 この問題で、総務省は既に判明している幹部4人以外にも9人の職員、計13人の総務省職員が会社側から接待を受けていたと公表。会食件数は延べ39件で、総務審議官だった山田真貴子・現内閣広報官も首相長男と会食していたと明らかにした。

 最も接待金額が多かったのは、4回にわたる会食で飲食代やタクシー券、手土産など計約11万8000円の接待を受けた谷脇康彦総務審議官。更迭された総務省の秋本芳徳・前情報流通行政局長(大臣官房付)は予算委で、同社との7回の会食のうち、菅首相の長男が出席した会食は5回あったと明らかにした。総務省は長男を職務上の「利害関係者」とし、接待を受けた幹部の倫理規程違反を認定、懲戒処分などとする方針だ。

 立憲民主党の大串博志議員は、総務省幹部への聴取だけでは不十分として、菅首相に対して長男に直接、一連の経緯や事実関係を確認したのかを質問。すると菅首相は、「私自身、普段から息子とは仕事の話は一切していませんでした」と強調していたのが、その後、同党の広田一議員がこの問題についてさらに突っ込むと、菅首相は答弁を変え、長男が「東北新社」に就職する際、「総務省とは関わるな」と釘を刺していた、と答えたのだ。

「菅首相はこれまでの国会答弁で、長男は別人格であり、仕事の内容についてもあずかり知らぬと答えてきた。ところが、この日の答弁では、長男の会社がどんな仕事をしているのか。また、総務省と深い関係がある会社だと自ら認識していたということを無意識のうちに明かしてしまったわけです。菅首相は長男に対して『総務省調査にきちんと答えなさいと話している』と言っていましたが、文春で音声データが公表されるまでの説明は嘘だらけ。要するに首相親子がそろって国民をだまし続けていたと言っていいでしょう」(野党国会議員)

 菅首相の答弁後、野党席から驚きの声が上がったが、首相本人はまるで他人事の様子だった。

 もはや、この問題は検察が動くべきではないのか。

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