生き埋め事故で腰痛発症「30歳で寝たきり」から復活した男の話

生き埋め事故で腰痛発症「30歳で寝たきり」から復活した男の話

『「つらい腰痛」は指1本でなくなります:薬も道具も使わない、「腰痛緩消法」なら自分で治せる!』の著者、坂戸孝志さん

なかなか治らない、マッサージや整体で少し痛みが和らいだと思ったらまたぶり返す、やっかいな腰痛。「うまく付き合っていくしかない」と完治を諦めてしまっていませんか?

しかし『「つらい腰痛」は指1本でなくなります:薬も道具も使わない、「腰痛緩消法」なら自分で治せる!』(三笠書房刊)著者で、「腰痛アカデミー」主催の坂戸孝志さんによると、多くの腰痛は、「改善」ではなく「完治」が可能。そのカギになるのが、坂戸さんが自身の腰痛体験から作り上げた「緩消法」だといいます。

この「緩消法」とはどのようなものか、そして一時は寝たきりだったという自身の経験について、ご本人のお話をうかがいました。今回はその後編です。(新刊JP編集部)

――坂戸さんご自身も長く腰痛に苦しんだ時期があったとお聞きしました。どのような原因で痛みを抱えることになったのでしょうか。

坂戸:私の場合は事故でした。18才の頃、建設会社で働いていて、生き埋めになってしまったんです。その時に腰を強く打ったのが、痛みをごまかして働いているうちに悪化して、30歳で寝たきりになりました。痛みでトイレに自力でいけないのでおむつをしていたのですが、その交換も自分ではできない状態でした。

――当時はどのような治療をしていましたか?

坂戸:ありとあらゆる治療を試しましたし、病院や治療院を訪ね歩きましたが、少しの間痛みをごまかすことはできても、治るかというとまったく治りませんでした。

治療費がかさむだけだったので、途中から通うのをやめてしまいました。

――坂戸さんの「緩消法」は、病院通いをやめた後に自力で作り上げたものだとお聞きしました。試行錯誤の過程でやってみたことについてもお聞きしたいです。

坂戸:実は、私が社会復帰できたのは、この本で書いている「緩消法」とはまったく異なる方法を試したからなんです。

それは、筋肉の線維を切らないように、少しずつ固まった筋肉を伸ばしていく、というものでした。わかりやすくいえば「ストレッチ」なのですが、もう激痛ですし、一日のほとんどがその作業で潰れていましたが、それでも1年かけて寝たきりから、コルセットなしで立ってトイレに行ったりお風呂に入ったり、デスクワークくらいならこなせるようになりました。

ただ、完治となると話は別です。ストレッチでは腰痛を完治させることは絶対にできません。やはり、体の表面から奥まで筋肉を柔らかくするしかないですし、逆に言えば筋肉さえ柔らかくなれば腰痛は簡単に治ってしまう。

――坂戸さんが運営している「腰痛アカデミー」には、様々な方が相談にくると思いますが、どんな方が多いですか?

坂戸:年齢を問わず、どこでどんな治療を受けても治らない人、あちこちでたらい回しにされてきた人が多いです。上は95歳、一番若かったのは3歳の子が親に連れられてきたこともありました。

――3歳で腰痛を発症することがあるんですか?

坂戸:年齢は関係なく、腰の筋肉が固ければ痛みは出ます。 ただ、子どもの場合は治るのは早いですけどね。

大変なのは、長い間薬で痛みをごまかしてきた人で、こういう人の多くは薬の影響で筋肉が石灰化してしまっている方も多く、治るのに時間がかかるんです。

――長い方でどれくらいかかりますか?

坂戸:薬漬けで寝たきりの人でも、治療時間が500時間あれば走れるくらいにはなると思います。「完治」となるともう少しかかりますが。

――最後になりますが、腰痛に悩む方々にメッセージをお願いできればと思います。

坂戸:「緩消法」を10年前に知った方は、10年前にもう腰痛が治っています。ともかく一度試していただきたいということですね。

(新刊JP編集部)

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