季節の変わり目が危ない「自律神経の乱れ」改善のための専門家の提言(2)

季節の変わり目が危ない「自律神経の乱れ」改善のための専門家の提言(2)

『身体が甦るファンクショナルセラピー【アロマ編】』(ポエムピース刊)の著者、ロバート・ジョーさんとメグミ・ジョーさん

気温の上がり下がりが激しく、体調を崩しやすい季節の変わり目。
何となく体の調子がおかしかったり、夜ぐっすり眠れなかったりということになりがちです。

この時期によく聞くのが「自律神経の乱れ」というワード。これが原因で体のあちこちに不調が起きると言われています。では、自律神経の乱れにはどんな原因があるのでしょうか。

今回は『身体が甦るファンクショナルセラピー【アロマ編】』(ポエムピース刊)の著者で、アメリカを拠点にカイロプラクティックを使った治療を行っているロバート・ジョーさん、メグミ・ジョーさん夫妻にお話をうかがいました。その後編をお届けします。

■自律神経を乱す「ストレス源」に注意――先ほどロバートさんのお話にありましたが「自律神経」がこの本のテーマの一つです。本の中で「自律神経のスイッチが壊れる」という言い方をされていましたが、これはどんな状態なのでしょうか。

ロバート:自律神経には交感神経と副交感神経があって、それが状況によって切り替わるようになっているのですが、「自律神経のスイッチが壊れる」というのは、この「オン・オフ」がうまく機能していない状態を指します。

こうなると薬にしてもカイロプラクティックにしても、体への働きかけに対して反応が悪くなってしまうんです。

――自律神経を乱す「ストレス源」についての記述が興味深かったです。本の中ではストレス源について「ウィルス」「バクテリア」「寄生虫」「化学物質」「重金属」「食物「カビ」など7種類挙げられていましたね。こうしたものを可能な限り体に入れないようにどんなケアをすればいいのでしょうか。

ロバート:まず7種類のストレス源をすべて体に入れないようにするのは難しいです。ストレス源の一つに「化学物質」がありますが、洗剤やシャンプーに化学物質が入っているだけならそれを使わなければいい。ただ空気中にも入っていますから、それはどうしたって体に入ってしまうわけですし、それが長年蓄積されるとやはり自律神経が乱れる原因になります。

だから、「いかに体に入れないか」よりも「いかに体から出すか」ということを考えた方がいいと思います。水分を多めにとって排出する工夫をするのもいいでしょうし、今回の本でもアロマオイルを使ってストレス源を除去する方法を紹介しているので参考にしていただきたいですね。

――乱れてしまった自律神経は自然に回復することはないのでしょうか。

ロバート:それは難しいと思います。免疫力を高めることで一時的に調子が良くなることがないとは言えませんが、それはあくまで一時的な症状の改善です。基本的には体に入っているストレス源を取り除かないことには乱れた自律神経やそれに由来する不調は回復しないと思います。

――「自律神経の乱れ」というと生活習慣や環境によって起きるものだというイメージがあったのですが、必ずしもそれだけではないと。

ロバート:もちろん過労や生活習慣でも自律神経は乱れます。ただその場合、原因がはっきりしていますから、そこを改善するしかない。今回の本で対象にしているのは、生活習慣は乱れていないし、環境的なストレスも感じていないのにどこか体調が悪いという人です。

メグミ:日本ではあまりなじみのないセラピーなので、一般の方にいかにわかりやすく伝えるかが今回の本のテーマでした。入れられるならそちらのお話も入れたかったのですが、内容がごちゃごちゃしてしまうのは避けたいということで、環境ストレスや精神的なことと自律神経の関係については書かなかったんです。

――最後に本書の内容を踏まえてメッセージをいただければと思います。

ロバート:病院に行っても不調の原因がわからず悩んでいる方は多くいらっしゃいます。そういった方々にこの本が役立つならうれしいですし、セラピストの方々にもこの本のメソッドを知っていただいて治療に役立てていただけたらと思います。

同じ症状が出ていても、人によって原因は異なるものです。一人ひとりが自分の症状の原因を突き止め、対処する方法を身に着けていただきたいですね。

メグミ:この本でのアロマオイルの使われ方は日本ではあまりなじみのないものかもしれませんが、フランスなどヨーロッパ数カ国ではアロマオイルは医療に使われています。この本を通じてアロマオイルが本当に持つ力を感じていただきたいですし、リラックス目的とか精神的な効果を目指すものとは別のアロマオイルの使い方を知っていただけたらうれしいです。

(新刊JP編集部)

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