関空被災で需要増す「セントレア」、意外と使える? 名古屋まで30分、京都・大阪へのアクセスも良好

【台風で関西国際空港が被災】中部国際空港(セントレア)の需要増 開港以来の混雑に

記事まとめ

  • 台風21号で被災した関西国際空港は、未だ全面復旧には程遠い状況となっている
  • 関空が被災する中で、愛知県の中部国際空港(セントレア)の需要が増している
  • セントレアでは関空からの振替利用客も押しかけ、開港以来の混雑となっている

関空被災で需要増す「セントレア」、意外と使える? 名古屋まで30分、京都・大阪へのアクセスも良好

関空被災で需要増す「セントレア」、意外と使える? 名古屋まで30分、京都・大阪へのアクセスも良好

名古屋、東海への玄関口となる空港(Gnsinさん撮影、Wikimedia Commons

台風21号で被災し、未だ全面復旧には程遠い関西国際空港から、愛知県常滑市の中部国際空港(セントレア)に国際線を振り分ける航空会社が増えている。関空発着便を臨時で行先を変更し、機材を大型化することで各航空会社は対応している状況だ。

このため、セントレアでは関空からの振替利用客も押しかけ、開港以来の混雑だという。思わぬ形で人が押しかけることになったセントレアだが、実は結構地理的条件にめぐまれた空港であったりもするのだ。


関西方面へ「おすすめルート」も

2018年9月中旬現在、セントレアでは搭乗手続きが長引いたり、交通機関の混雑が発生したりしている。空港に向かう道路・鉄道とも混雑しており、セントレアでは時間に余裕を持った移動を呼び掛けている。

ただ、名古屋に近く、関西から遠いイメージがあるセントレアだが、目的地やルート選択次第では、実は関西からも便利に使える存在なのだ。

メジャーな観光都市、京都からセントレアへは、2018年2月から名阪近鉄バスが京都駅八条口〜セントレア間をノンストップで所要時間2時間40〜50分で運行中。1日2往復とはいえ、京都駅〜関空間のリムジンバスの所要時間が1時間20〜30分であるから、地図でみるイメージ以上に時間はかからないのではないだろうか。

また、被災前まで多くの観光客が訪れていた大阪市のミナミへは、名鉄・近鉄を乗り継いだおすすめルートがインターネットで拡散されていることも。

セントレアから名鉄名古屋駅までの所要時間は最短28分、近鉄名古屋駅から大阪難波駅までは特急利用で最短2時間10分というアクセスだ。新幹線で名古屋駅から新大阪駅も「のぞみ」で約50分の速さで行けてしまう距離にある。


さらに、海上空港ということで、神戸空港のように船便でも行き来できる。セントレアから伊勢湾対岸の三重県津市まで高速船「津エアポートライン」が所要45分で1日15往復している。こちらも関西方面との連絡に便利な交通機関だ。

【関西方面へのアクセス案内C高速船利用】大阪南部や奈良方面向かわれる方はセントレアから高速船とバスで津駅乗り換えの近鉄特急の利用も便利です。高速船は毎時00分出発で名駅より乗り換え楽です。難波まで3時間弱5,690円で行けるので近鉄利用の方はこちらもおすすめですhttps://t.co/4dv35CAHTG pic.twitter.com/EcKMyhr62c
- 中部国際空港セントレア (@Centrairairport) 2018年9月10日

名古屋観光もいかが?

セントレアから関西に直行するのもいいが、途中の名古屋・東海にも観光地はたくさん。名古屋城は天守閣こそ木造建築に改築中だが、今年6月に本丸御殿を再建し、豪華な建物や障壁画の公開がはじまった。イケメンゴリラとして写真集が作られるほど人気のゴリラ「シャバーニ君」が飼育されている東山動植物園もあれば、中心部の栄にあるオアシス21は、インスタ映えする情景として外国人にも人気のスポットだ。



ほかにも名古屋市外に足を延ばせば博物館明治村(犬山市)があり、伊勢神宮に志摩半島、忍者の里・伊賀市など、東海と関西の間には観光資源がとても豊か。

関空が完全復旧してからも、中部と関西の航空便を組み合わせた周遊旅行が普及すれば、周辺地域の活性化が期待できるかもしれない。

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